この数年ウワサされているが、なかなか撮影が始まらない映画版『24-TWENTY FOUR-』。ドラマで主人公のジャック・バウアーを演じたキーファー・サザーランドは映画化を確信するコメントを繰り返してきたが、同作で監督を務めることになっているアントワーン・フークア(『トレーニング デイ』)によると、雲行きはかなり怪しいようだ。
エンタメ情報サイトThe Playlistのインタビューで本作の映画化について聞かれると「ああ、進んでいないよ」といきなりばっさり言い放ったフークア。さらに「何も進まないと思うし、僕が関わることもないかな」と、映画の製作がまったく進んでいないことを明かした。さらに、映画化が難航した理由と今後の見通しについては、以下のように説明している。「キーファーにも会ったしFOXも乗り気だった。問題はキーファーのスケジュールだったんだ。新シリーズ(『TOUCH/タッチ』)への出演が控えていたからね。でも、彼はFOXと正式な合意には至ることができなかったようだ。時間だけが過ぎて、僕も別のことに取りかかった」
ちなみに、ドラマ版の脚本を手がけたハワード・ゴードンも、映画の製作が進まない理由としてキーファーのスケジュールを挙げていた。キーファーが主演する『TOUCH』は視聴率が振るわないものの、先月からアメリカでシーズン2の放送がスタートしている。この状況では、映画版『24』の実現は難しそうだ。(海外ドラマNAVI)
Photo:キーファー・サザーランド