『CSI: 科学捜査班』『CSI: マイアミ』に続くスピンオフ作品で、ゲイリー・シニーズを主演にすえた『CSI: NY』。米CBSは、アメリカで2月に終わったシーズン9を最後に、本作を終了することを決定した。
過去数シーズンにわたり視聴率不振が懸念されていた本作だが、『GRIMM/グリム』(NBC)、『FRINGE/フリンジ』(FOX)、『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』(CW)の対抗番組として健闘。ステラ・ボナセーラ捜査官(メリーナ・カナカレデス)に代わり、シーズン7からメンバーとなったジョー・ダンヴィル捜査官(セラ・ウォード)も視聴者から好評で、昨年は兄弟番組『CSI: マイアミ』が放送を終了したこととあわせて、命を長らえていた。
それでも厳しい事情は変わらなかったようで、シーズン9は本作で最短となる17話編成で放送。さらに、シェルドン・ホークス役のヒル・ハーパーは『コバート・アフェア』にレギュラー出演が決まるなど、番組終了の予兆も見えていたところだった。『CSI:』シリーズはこれでついに、本家ドラマ『CSI: 科学捜査班』だけを残すところとなった。
なお、このほか、60年代のラスベガスを舞台に、デニス・クエイドとマイケル・チクリスが出演した犯罪ドラマ『Vegas』や、野心家の若き警察官がNY市警局長に登りつめていく姿を描いた『Golden Boy』、7シーズン続いたコメディ『Rules of Engagement』も打ち切りとなっている。
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