イギリスでは11月23日(土)に50周年特別記念エピソードが放映される『ドクター・フー』。カーディフ市にある本作の撮影スタジオに、チャールズ皇太子がカミラ夫人とともに訪れた。

時空跳躍機「ターディス」のセットを案内された皇太子夫妻は、ドクター役のマット・スミス、ドクターの旅仲間クララ役を演じるジェナ=ルイーズ・コールマン、そして製作総指揮者のスティーヴン・モファットから、ターディスの操作卓などの説明を受けた。

マットはこのときの模様を次のように話している――「ターディスの飛ばし方をお二人に紹介するのは本当に名誉なことで、この役を最初にいただいたときには思いもよりませんでした。ウェールズ公は(ちょうど『ドクター・フー』がスタートした時期にあたる)15歳のときに番組をご覧になっていたそうで、『ドクター・フー』の歴史もよくご存じのようでした。王室の方々に見ていただいているのはうれしいですね」。

またジェナは、「皇太子殿下はとくにターディスの仕組みや、50周年記念エピソードのストーリーに興味がおありのようでしたが、あまり多くの秘密は明かせませんでした」と話している。

皇太子はさらに、ドクターの愛用するソニック・スクリュードライバーを手にしたほか、ダーレクやサイバーマンなど、ドクターの宿敵となるキャラクターを目の前にすることに。ダーレク独特の声を生み出す音響効果を説明され、マイクをわたされると、「抹殺せよ!」「お前は我々の捕虜だ!」とダーレクの台詞を発する茶目っ気も見せた。

なお、皇太子夫妻のスタジオ訪問について、モファットは「ドクターと王室の方々を対面させようと考えたことはありませんでしたけれど、チャールズ皇太子のダーレクの物まねはすばらしかった。もしお望みでしたら、番組で役をご用意しますよ」と話している。もしかしたら近い将来、本当に特別出演が実現したりして?(海外ドラマNAVI)