映画『羊たちの沈黙』などで知られる人食い殺人鬼ハンニバル・レクターが主人公の新ドラマ『ハンニバル』。レクターと言えば、映画『羊たちの沈黙』でこの役を演じアカデミー主演男優賞に輝いたアンソニー・ホプキンスが思い出されるが、ドラマ版の製作総指揮を務めるデヴィッド・スレイは、「アンソニーがカメオ出演する可能性はないだろう」と明かしたという。
同じく製作総指揮に名を連ねるマーサ・デ・ラウレンティスは、アンソニーとは親しい間柄という。だが、スレイは「マーサはアンソニーと、とても良い友達同士だが、ドラマに出演するのはおかしな感じになるだろうからね」とアンソニーの出演の可能性をやんわりと否定したようだ。
ドラマ『ハンニバル』は、米NBCでこの春から放送がスタートしたが、好評につき早くもシーズン2への更新が決まったばかり。スレイは「製作チームでは、引き続き(ドラマが)視聴者の皆さんを釘付けにするよう努めたい。すると、(アンソニー出演など)周囲で噂されているような話は、やや違和感を覚える」と語る。
他にも噂されているのは、デヴィッド・ボウイがレクターの叔父役で出演するのではないかという話。これについては、スレイは「出来れば実現させたい」と肯定。「それなら(実現したら)私が担当する。もしボウイが出てくれたら最高に嬉しい」と答えたという。
なお、ドラマ版でレクターを演じるのは、映画『007/カジノ・ロワイヤル』で悪役ル・シッフルに扮したデンマーク出身の実力派俳優マッツ・ミケルセン。『羊たちの沈黙』の前史にあたるストーリーが展開される同作では、映画『レッド・ドラゴン』などに登場したFBI捜査官ウィル・グレアムが活躍する。ウィル役には、映画『お買いもの中毒な私!』『キング・アーサー』などで知られる英国人俳優ヒュー・ダンシーが抜擢されている。(海外ドラマNAVI)
Photo:(左から)アンソニー・ホプキンス、デヴィッド・ボウイ (c)Manae Nishiyama/www.HollywoodNewsWire.net (c)Thomas Lau/www.HollywoodNewsWire.net