『THE EVENT/イベント』などのドラマに携わってきたプロデューサーのデヴィッド・シュルナーが、新たに手がけたコミック『Clone』が、TV映像作品になることが決まった。
『Clone』は、主人公が自らのクローンと遭遇し、妊娠した妻がねらわれるというスピード感あふれるスリラー作品。『ウォーキング・デッド』の原作者・製作総指揮者であるロバート・カークマンが立ち上げたインプリント(出版ブランド)、Skyboundにて、昨年末から刊行されている。TV映像化にあたっては、シュルナー自身が脚本を手がけ、カークマンなどとともに製作総指揮も務める。製作を担うのはユニバーサル・テレビジョンだ。
今回の発表に際してシュルナーは、「自分が道を大きくそれたら、ロバートが引き戻してくれるとわかっていたので、安心しながら作品作りを進めることができました。コミックのストーリーは2年間にわたって書いていて、第9号がもうすぐ発売されます。第15号のストーリーもちょうど書き終えたところなので、TV映像化はうれしいニュースですよ」と話している。
TVシリーズにおいて未開拓分野だったゾンビものを成功に導いたカークマンは、これまでに、泥棒の達人を主人公にした『Thief of Thieves』を、『ウォーキング・デッド』放送局である米AMCで立ち上げ中。また、"悪魔払い"を題材とするドラマを立ち上げるなど、TVドラマ界で積極的な攻勢に出ている。今回明らかになった新たなプロジェクトも、実を結ぶのを楽しみに待ちたい。(海外ドラマNAVI)