『Glee』新シーズン、フィンの結末を扱ったエピソードの概要が明らかに

今秋、『Glee』はコーリー・モンテース(フィン)のいないシーズン5を迎える。この新シーズンで、製作スタッフがフィンの退場をストーリーにどう絡ませるかを苦悩していることは先日お伝えしたとおりだが、その結論がこのたび米FOXの重役により明かされた。どうやら番組はコーリーの死因となったドラッグ摂取についての問題に正面から立ち向かうことになりそうだ。

先週開催されたTCA(Television Critics Association=テレビ評論家協会)プレスツアーにて、FOXエンターテイメント社長のケヴィン・ライリーは、新シーズンの第3話でフィンの結末を扱うことを明かし、さらには「このエピソードでは、コーリーの死因となったドラッグの使用と直接的に関係する事柄が描かれる」と説明した。なお、コーリーと同様にドラッグが原因でフィンが亡くなるかどうかは明言されていない。

またライリーは、このエピソードでドラッグ関連の公共広告がフィーチャーされることが決まっていることも明かした。クリエイターのライアン・マーフィーやキャストらが出演し、視聴者に直接メッセージを訴えかけるものになると話す。そしてこの取り組みは、コーリーの名前を付した基金発足の基盤にもなるようだ。

番組の行く末については、「今後2シーズンから先があるかどうかは予測がつかない状況。できないとも言わない。しかし結末にたどり着き、フィナーレを迎えるまであと2シーズンを要するのは確実」と語るライリー。それから先については、「もし新しいキャストを発掘することができれば、突破口が開けるかもしれない」とも話した。

『Glee』シーズン5は9月26日(月)からアメリカでスタートするが、初回は2話にわたりビートルズをフィーチャーしたエピソードとなり、次の3話目でフィンの結末が描かれる。そしてその後3週間は番組を休止することが決まっているという。(海外ドラマNAVI)

Photo:コーリー・モンテース
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