『ドクター・フー』で10代目ドクターを演じた英国人俳優デヴィッド・テナントが出演する英ITVのドラマシリーズ『Broadchurch』。そのアメリカ版リメイクで、デヴィッドが再び主役を演じることになった。
『Broadchurch』は、小さな町を舞台に、海岸で少年が変死体として見つかるところから始まる犯罪ドラマ。英国オリジナル版では、事件を捜査する刑事アレック・ハーディ役をデヴィッドが演じ、オリヴィア・コールマン(『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』)が共演。クリス・チブナル(『CAMELOT ~禁断の王城~』)が製作総指揮を務めた。TVチョイス・アワードで新作ドラマ賞・男優賞を受賞するなど評価はすこぶる高く、シーズン2の製作も決まっている。
そして、米FOXが手がけることになったリメイク版は、舞台をアメリカに移し、同局が力を入れている"話数をしぼったイベント・シリーズ"として作られることに。オリジナル版と同じくチブナルが製作総指揮を務めるほか、俳優・脚本家のダン・フッターマンとその妻アーニャ・エプスタインがショーランナーとして参加。2014-15年シーズンの放映に向けて、来年1月から製作が始まることになっている。
オリジナル版の主役が、リメイク版でも同じ役を演じるのは大変珍しいことで、オリジナル版のシーズン2と、どう掛け持ちするのかが気になるところ。また、リメイク版の主人公はアメリカ人という設定なので、スコットランド出身のデヴィッドは、アメリカ英語を駆使する必要に迫られそうだ。(海外ドラマNAVI)