『アメリカン・ホラー・ストーリー』シーズン4更新が決定!

稀代のストーリーテラー、ライアン・マーフィーが綴る異色の怪奇ドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー(以下、『AHS』)』。本作のシーズン4更新がこのほど発表された。

米放送局FXのジョン・ランドグラフCEOは6日、同シリーズのシーズン4を13話構成で製作することを明らかにした。同氏は番組を率いるマーフィーについて「何度でも番組の形を作り直すことができるTV製作の達人です」と大絶賛。さらに「製作チームとキャストが一丸となって生み出す『AHS』は、驚くべき作品です。毎年、全く新しいミニシリーズとして生まれ変わり、我々を魅了してくれます。現在放送中の第3シーズン、『AHS:Coven(原題)』は過去最高の作品ですが、シーズン4もきっとこれをさらに上回るでしょう」と新シリーズへの自信をみなぎらせた。

『AHS』は、シーズンごとにストーリーと主要キャストが演じるキャラクターを一新するという画期的な手法で、米TVシリーズの新境地を切り開いた。シーズン1『呪いの館』は、現代のロサンゼルス郊外を舞台とし、古い邸宅にまつわる怪奇現象をテーマとし、続くシーズン2『精神科病棟』では、1960年代の米東部にある精神病院のおぞましい実態を描き出した。また、現在放送中のシーズン3は魔女狩りをテーマとし、1970年代と1830年代の2つの時代のニューオーリンズを行き来する。本作でエミー賞&ゴールデン・グローブ賞をW受賞したジェシカ・ラングほか、ザッカリー・クイント、サラ・ポールソン、エヴァン・ピータースなどが、毎シーズン全くの別人として登場し、観る者を飽きさせない趣向となっている。

また、新シーズンはシリーズ降板を表明しているジェシカにとって、最後のシーズンとなる可能性が高い。その場合、奇才マーフィーが番組に貢献してきた大女優にどんな花道を用意するのかも、大いに気になるところだ。

『アメリカン・ホラー・ストーリー』シーズン4はアメリカにて2014年10月に放送予定。(海外ドラマNAVI)

Photo:『アメリカン・ホラー・ストーリー:精神科病棟』
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