ベネチア国際映画祭や、トロント国際映画祭などで世界各国から集まったメディアと批評家たちから大絶賛され、全米では早くも今年のアカデミー賞最有力と大注目の、スペース・サスペンス・エンターテイメント『ゼロ・グラビティ』。その主演を務めるサンドラ・ブロックが、昨日、日本公開に先駆け開催された本作のジャパン・プレミアに監督のアルフォンソ・キュアロン、製作のデイビッド・ヘイマンと共に登場した。
昨日、12月5日(木)に東京・六本木ヒルズアリーナで行われたレッドカーペットには、師走の寒空の中、約1,300人のファンが駆けつけた。本作のPRツアーは日本が最終地となるサンドラたちは、ファンたちの歓声に応え、笑顔で握手やサインなどのファンサービスを行っていた。
サンドラは、前日の記者会見では真っ赤なドレスで登場したのに対して、この日は肩の出たベアトップ型の青いドレスで登壇。「コンバンワ。サンドラ・ブロック、デス。『ゼロ・グラビティ』ミテクダサイ」と流暢な日本語で挨拶をすると、会場からは大きな歓声が上がった。
この日、用意されたマイクには宇宙飛行士のフィギュアが付いており、キュアロン監督は挨拶の中で、それを無重力状態の中でさまよう主人公に見立てて、ゆらゆらと動かしながら「この作品は、こういう感じの映画」とコメントをし、会場を沸かせた。3人ともこのフィギュアには興味津々の様子で、その後も宇宙空間でさまよわせるように、一緒になってフィギュアを動かして遊ぶちゃめっ気たっぷりの姿を見せ観客を魅了していた。
前日の記者会見に続き、昔からの友人でもあるジョージ・クルーニーとの初共演の感想を尋ねられたサンドラは、「最悪よ。ジョージは私にすごく意地悪だったの」と再びジョークをとばしながらも、「嘘よ! 残念なことに、彼はみんなが望んでいる通りの人よ。魅力的で、頭がよくて、優しくて、我慢強い...。私がこれまでに出会ったどんな俳優よりも一生懸命仕事をするし、この仕事を心から愛しているの」と大絶賛。
さらには、特別ゲストとして2010年にスペースシャトル「ディスカバリー」に搭乗した宇宙飛行士の山崎直子が登場。サンドラとジョージについて「本物の宇宙飛行士より、宇宙飛行士らしい」と太鼓判を押すと、サンドラは「フーッ」とため息と共に、額の汗をぬぐうようにして安心した様子を見せ、「じゃぁ、私も宇宙飛行士になるわ」と冗談交じりのコメントをし会場を盛り上げた。
映画『ゼロ・グラビティ』は、12月13日(金)より、丸の内ルーブル他にて3D/2D同時公開。(海外ドラマNAVI)
(c)2013 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.