『シャーロック』検死官モリーの魅力に製作者たちは完敗!?

現代のロンドンを舞台に、シャーロック・ホームズの活躍を描く大人気ミステリー『SHERLOCK シャーロック』。本作で、聖バーソロミュー病院の法医学者を勤め、シャーロックに片想いをしているモリー・フーパーがもたらす影響について、番組クリエイターたちが語った。

スティーヴン・モファットは英Digital Spyで次のように言っている。「モリーは本当に面白いキャラクターだよ。パイロットでは一場面限りの登場だったんだけど、演じるルイーズ・ブリーリーがあまりにもよかった。そのため、"ドイルの原作に出てこないレギュラーキャラは設定しない"という最初に決めたルールを、僕らは真っ先に破ってしまった」

「話数を重ねるにつれて、とくにシーズン2に入る頃になると、彼女はシャーロックと一緒のシーンで毎度勝利をおさめるようになる。それも、シャーロックに対して正直で、誠心誠意向き合うことによってね。シャーロックは今や劣勢に立たされているわけで、そこが面白い。シャーロックに対して決して優位に立てないジョンとは対照的なんだ」

ドイルの原作では、ホームズのことを女性がどう思うかはあまり描かれていないため、現代の若い女性が"無防備な怪物"をどういう風にとらえているのかを描くのを製作者たちは楽しんでいるとのこと。また、マーク・ゲイティスによれば、モリーは、ベネディクト・カンバーバッチのファンである女性たちにも好かれているという。(海外ドラマNAVI)

Photo:『SHERLOCK シャーロック』(c)Colin Hutton(c)Hartswood Films 2010 John Rogers