【『SHERLOCK』名シーン15】その2:ジョン・ワトソンの格闘シーン編

多くの視聴者が心待ちにしていた『SHERLOCK シャーロック』の最新シーズンが、英米両国でまもなく放送スタートとなる。すでに紹介した名シーン第1弾に続き、第2弾「ジョン・ワトソンの格闘シーン編」をお届けしよう。

・ジョン、スーパーのセルフレジの機械と大喧嘩(シーズン1・第2話「死を呼ぶ暗号」)

格闘と言っても相手は人間ではない。セルフレジの使用経験がある人であれば、恐らく一度は体験したことのあるトラブルがコミカルに描かれており、だからこそジョンの苛立ちと羞恥心をリアルに感じることができるシーンとなっている。さらには、第1話でジョンが抱えていた戦争のトラウマが払拭され、生き生きと輝いているように感じられる。

事件の捜査だけでなく、ちょっとした笑いが含まれているのも本作の魅力の1つだが、その中でもこのシーンはファンの記憶にしっかりと焼き付いているのではないだろうか?

・ジョン、警視正を殴る(シーズン2・第3話「ライヘンバッハ・ヒーロー」)

シャーロックの"疑惑"に対処するため、突如現れたレストレードたちの上司に当たる、警視正。彼のシャーロックを馬鹿にした発言を聞いてしまったジョンが、その怒りを抑えられずに殴りかかってしまう。肝心の格闘シーンが省かれていることで、暴力的ではなくコミカルに、さらにはジョンのシャーロックに対する友情と信頼を感じさせてくれる名シーンと言えよう。

『SHERLOCK シャーロック』シーズン3は、英BBC Oneにて2014年1月1日から、米PBSでは1月19日(日)から放送スタート。(海外ドラマNAVI)

Photo:ジョン・ワトソン(マーティン・フリーマン)
Colin Hutton(c)Hartswood Films 2010 John Rogers©Hartswood Films 2010