2014年、さらなる飛躍なるか!? 新ドラマでブレイクした俳優&女優15人  ファイル9:デンマーク出身の実力派が、伝説の殺人鬼を怪しく演じる!

2013-2014年のドラマのサバイバル戦線も、1月から後半戦に突入する。今年は連続殺人鬼、王室、スーパーヒーロー、田舎のティーンエージャーから、囚人まで、さまざまなキャラクターが登場。しかも新作ドラマは新人のチャンスの場でもある。米テレビ情報サイトBuddy TVが、本年度、ブレイクした俳優&女優15人を選出。入れ替わりの激しいテレビ界で、どこまで彼らが存在感を発揮し、スターの波に乗っていけるのか。15人の魅力を探っていこう。

【ファイル9】マッツ・ミケルセン
『ハンニバル』(NBC)ハンニバル・レクター役

映画『羊たちの沈黙』などで知られる人食い殺人鬼ハンニバル・レクター博士が主人公の新ドラマ『ハンニバル』。名優アンソニー・ホプキンスに代わり、本作でレクター博士に扮しているのがデンマーク出身のマッツ・ミケルセンだ。マッツはアンソニーが演じたレクター博士のイメージを十分に踏襲しつつも、そこにオリジナリティを加え、精神科医の顔を持つ知的で残忍な殺人鬼を演じている。彼の演じるレクター博士は人間の本質を巧みにとらえ、自身に脅威をもたらす人々の心を実に巧妙に操る。その恐ろしい正体に、誰も気づくはずもなく...。ハンサムで冷酷で、そしてヒュー・ダンシー扮するFBI捜査官ウィル・グレアムに固執するレクター博士。視聴者は彼の正体を知りながらも、次の展開を待たずにはいられない。

『ハンニバル』がアメリカでのドラマデビュー作となるマッツだが、地元デンマークの映画界ではすでに大きな成功を収めたスター的存在。さらに映画『007/カジノ・ロワイヤル』で悪役ル・シッフルを演じるなど、ハリウッドの映画界でも活躍中だ。2012年のカンヌ映画祭では、トマス・ヴィンターベア監督作品『偽りなき者』で主演男優賞に輝いたほか、ヨーロッパで数々の賞を受賞している。

ヨーロッパの演技派スターがアメリカのドラマ界でどんな活躍を見せてくれるのか、引き続き注目したい。(海外ドラマNAVI)


Photo:『ハンニバル』
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