【第20回米俳優組合(SAG)賞:TVの部】ドラマ部門は『ブレイキング・バッド』が最高賞に輝く!

現地時間1月18日、第20回米俳優組合(SAG)賞の授賞式がロサンゼルスで行われた。

SAG賞は、俳優組合に加盟する約12万5000人の中からランダムに選ばれた2100人の組合員が、優れた演技を披露した俳優を選出する賞。ゴールデン・グローブ賞に続く、アカデミー賞の前哨戦としても注目される。

TVドラマ部門では『ブレイキング・バッド』が最高賞のアンサンブル賞に輝き、映画部門では『アメリカン・ハッスル』が最高賞に選ばれた。2作品とも、ゴールデン・グローブ賞に続く栄冠となった。

"最高の出演俳優たち"という栄誉を授かった『ブレイキング・バッド』は、昨年9月にシーズン5をもって終了。シリーズフィナーレでは最高視聴率をマークし、興奮冷めやらぬまま、各賞に輝いてきた。米Entertainment Weeklyのインタビューに対し、ジェシー役を務めたアーロン・ポールは、「初日からキャストたちとの友情は確信していたんだ。たとえドラマが終わろうとも、彼らとの関係はずっと続くだろうってね」と感慨を語った。

同作で主演を務めたブライアン・クランストンは、ドラマ部門の男優賞も獲得。先のゴールデン・グローブ賞でも同賞に輝いており、SAG賞でも『ブレイキング・バッド』は作品賞と男優賞のダブル受賞となった。

TVコメディ部門のアンサンブル賞は、『モダン・ファミリー』が2011年からの同賞四連覇を達成。檀上では、ジュリー・ボーウェン(クレア役)が、ソフィア・ヴァーガラ(グロリア役)に、「全米がソフィアと彼女のおっぱいに夢中だわ」とスピーチを促し会場を沸かせた。

受賞結果は以下のとおり。★が受賞作品および受賞者

【テレビの部】

■ドラマ部門アンサンブル賞
『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』
★『ブレイキング・バッド』
『ダウントン・アビー ~貴族とメイドと相続人~』
『ゲーム・オブ・スローンズ』
『ホームランド/HOMELAND』

■コメディ部門アンサンブル賞
『30 ROCK/サーティー・ロック』
『ブル~ス一家は大暴走!』
★『モダン・ファミリー』
『ビッグバン☆セオリー/ギークなボクらの恋愛法則』
『Veep(原題)』

■ドラマ部門男優賞
スティーヴ・ブシェミ『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』
★ブライアン・クランストン『ブレイキング・バッド』
ピーター・ディンクレイジ『ゲーム・オブ・スローンズ』
ケヴィン・スペイシー『ハウス・オブ・カード 野望の階段』
ジェフ・ダニエルズ『ニュースルーム』

■ドラマ部門女優賞
ジェシカ・ラング『アメリカン・ホラー・ストーリー』
アンナ・ガン『ブレイキング・バッド』
★マギー・スミス『ダウントン・アビー ~貴族とメイドと相続人~』
クレア・デインズ『HOMELAND/ホームランド』
ケリー・ワシントン『スキャンダル 託された秘密』

■コメディ部門男優賞
アレック・ボールドウィン 『30 ROCK/サーティー・ロック』
ジェイソン・ベイトマン『ブル~ス一家は大暴走!』
ドン・チードル『House of Lies(原題)』
★タイ・バーレル『モダン・ファミリー』
ジム・パーソンズ『ビッグバン☆セオリー/ギークなボクらの恋愛法則』

■コメディ部門女優賞
ティナ・フェイ 『30 ROCK/サーティー・ロック』
ジュリー・ボーウェン『モダン・ファミリー』
イーディ・ファルコ 『ナース・ジャッキー』
メイム・ビアリク『ビッグバン☆セオリー/ギークなボクらの恋愛法則』
★ジュリア・ルイス=ドレイファス『Veep(原題)』

■テレビ映画、ミニシリーズ部門 男優賞
マット・デイモン『恋するリベラーチェ』
★マイケル・ダグラス『恋するリベラーチェ』
ロブ・ロウ『ケネディ大統領を殺した男』
ジェレミー・アイアンズ『The Hollow Crown(原題)』
アル・パチーノ『フィル・スペクター』

■テレビ映画、ミニシリーズ部門 女優賞
アンジェラ・バセット『Betty and Coretta(原題)』
ヘレナ・ボナム=カーター『Burton and Taylor(原題)』
エリザベス・モス『トップ・オブ・ザ・レイク~消えた少女~』
ホリー・ハンター『トップ・オブ・ザ・レイク~消えた少女~』
★ヘレン・ミレン『フィル・スペクター』
(海外ドラマNAVI)


Photo:『ブレイキング・バッド』
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