2月8日(土)からスターチャンネルで放送スタートとなるドラマ『ハンニバル』。史上最も残忍な殺人鬼と特殊能力を持った捜査官の対決が見どころとなる本作。当サイトのライター陣がその魅力を熱く語る。

■独特の美学を貫くレクター博士を象徴するエレガントな世界観に魅了される傑作
(ライター 幕田千宏)

世界一有名な殺人鬼ハンニバル・レクターと、彼の宿敵であるFBI捜査官ウィル・グレアム。この2人の出会いを描いたオリジナル・ストーリーが展開されるのがサイコ・サスペンス『ハンニバル』だ。残酷極まりない猟奇殺人を描きながら、独自の美学を持ったレクター博士を象徴するように、ドラマもまた独特の美学が貫かれ、見る者の想像力を掻き立てるような描写が徹底されている。映像的な美しさにもこだわりを見せ、随所に盛り込まれる食事シーンが何を示唆しているのか、視聴者は理解しながらもそれでも魅入られてしまうのだ。そして何より役者たちの魅力が素晴らしい! ドラマ全体に貫かれるエレガントさ、それを体現するレクター博士役のマッツ・ミケルセンの理知的で妖艶な存在感、そんな彼に追い詰められていくウィル役のヒュー・ダンシーの張りつめるような熱演が、さらにドラマの世界にのめり込ませていく。まさに絶対見逃せない傑作の誕生だ。

不気味さをのぞかせる男前でエレガントな新ハンニバルに目が釘付け!
(編集部 ドラマ太郎)

"ハンニバル"といえば、人肉を食す知的で凶悪な連続殺人鬼。『羊たちの沈黙』を映画館で見た時、アンソニー・ホプキンス演じる猟奇的殺人犯に震え上がりました。紙一重の天才と異常者を不気味に演じるアンソニーはもちろんすごいのですが、ドラマ版のハンニバル役に抜擢されたマッツ・ミケルセンも負けてはいません!凛とした顔立ちにスラリとした長身。いかにも女泣かせな感じの男前のマッツですが、一癖も二癖もある新たなハンニバルを作り出しています。上品でエレガント、完璧主義者の天才精神科医。彼は人の心を巧みに操りながら巧妙に殺人を繰り返している様子。と言うのも、視聴者にもシッポはなかなか見せないのです。ハンニバルがどのように裏で犯罪に手を染めているのか、まったく不可解で、事件の謎が謎を呼び、次の展開から目が離せません。さらに、ウィル・グレアム捜査官を演じるヒュー・ダンシーや、ウィルの上司を演じるローレンス・フィッシュバーンなど、脇をガッチリと固める実力派俳優たちも見事な演技を見せてくれます!

(海外ドラマNAVI)