〈老人と宇宙（そら）〉シリーズで有名なSF作家、ジョン・スコルジーが手がけたユーモアSF小説『レッドスーツ（Redshirts）』を、米FX局でTVシリーズにする企画が動き出したようだ。Deadline.comが伝えた。
『レッドスーツ』は、25世紀の未来宇宙を舞台に、宇宙船イントレピッドに配属された新任少尉ダールと新人仲間たちの活躍を描く小説。任務中でのクルーの死亡率が異常に高いことに気づいたダールたちは、謎の解決に取り組み、とんでもない真実に直面する。
原書のタイトルは、『スタートレック』シリーズにおいて赤いユニフォームを着たクルーが命を落とすことが多いのにちなんでつけられたもので、『スタートレック』ファンの間でも大いに話題になった。2013年にヒューゴー賞を受賞、日本でも新☆ハヤカワ・SF・シリーズで刊行されたばかりだ。
TVシリーズ化にあたっては、話数を絞ったリミテッド・シリーズにするとのこと。映画『エアフォース・ワン』をプロデュースしたジョン・シェスタック、『旅するジーンズと16歳の夏』を監督したケン・クワピスなどが製作総指揮を担い、クワピスは第1話の監督も務める。
現在はまだ脚本家を探している段階だが、TVシリーズ化が実現すれば、SFファン、なかでも『スタートレック』ファンにとって必見の作品となりそうだ。（海外ドラマNAVI）
Photo:映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』より
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