5月9日(金)にシーズン3、そして6月4日(水)にシーズン4のDVDリリースが決定している人気SFサスペンス『ウェアハウス13』。本作の日本語吹替版で、主演のピート役を演じる根本泰彦と、パートナーのマイカ役の魏涼子、"第13倉庫"の管理人アーティー役の麦人、天才ハッカーのクローディア役の川庄美雪に、これまでのシーズンを振り返りながら本作の魅力をとことん語ってもらった。
不可思議な遺物を探し求めて奔走する、男女エージェントの活躍を描くSFサスペンス『ウェアハウス13』。本作は米4月放送開始のシーズン5でファイナルとなることが決まっている。
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――まずは本作の感想について伺いたいのですが、実際に出演される前と後では、本作に対するイメージなどは変わりましたか?
川庄 実は、私はこの作品のお話がくる前に、『ユーリカ ~地図にない街~』とのクロス・オーバー回で、初めてクローディアを演じさせて頂いてるんですよ!
――そうだったんですか!?
川庄 はい、そうなんです。それで、「やっぱり、お仕事をする前にはできるだけ自分で情報を集めよう!」と思って『ウェアハウス13』のことを調べました。CSチャンネルで放送されているということを知って、そこで初めて1話だけ観たんだったかな? その時に観たのはもちろん字幕版なので、(実際に)吹き替えてみて完成したのを観ると「ああ、こういうテンションなのね!」と。この作品は、みんなでワイワイとやりとりをしているのが楽しい作品、という全体の雰囲気がわかりました。
根本 僕の場合は、いきなり山ほど録るようになったので、出演してみてどうかというのはよくわからないんですけど...。始まるときには、「(ピート役が)僕でいいんだろうか?」という気持ちがあったんです。でも1本目のテストのときに、ディレクターの方から「このピートは、格好をつけようとして格好がつかないキャラクターで...。どんどんこの先コメディになっていきますので、何も心配いりませんよ!」と言われて、ホッとしたのを覚えています。「ああ、僕でよかったんだ。二枚目じゃないんだな、良かった」って安心しました。やっぱり、格好いい役とかはちょっと恥ずかしいですしね。今までの人生の中で、そんな...、格好良く生きた覚えがないので(笑)
全員 (笑)
魏 私も根本さんと全く同じなんですが、第1話ではマイカが比較的パリっとした女性捜査官で、「私の話をみんな聞いてね」というパキパキした雰囲気だったので、「こういう路線で行くのかな?」と思っていたら、ディレクターから「妹キャラ全開で、可愛らしい感じというか、おちゃめな部分をそのまま出してください」というようなことを言われました。「ああ、だから私を選んで下さったのか」と思いましたね(笑)
全員 (笑)
魏 ベースはおちゃめな感じのままでいって、捜査官としてのシーンではパリッとした捜査官に戻ればいいかなというくらいで...。本当に、第1話から肩に力を入れずに、自分らしくマイカを演じられているかなと思っています。
麦人 僕は、始まったときは、(アーティーは)やたら凄いセリフ量で、しかも早口でしゃべっているから、それだけ一生懸命やるのが精一杯で...。やっているうちに、なんとか馴染んできたという感じですかね。最近は、みなさんが活躍されているので、シーズン1・2の頃よりは、セリフがやたら多いということは減ってきたんですけどね...。でも、楽しんでやらせて頂いていますよ!
――ご自身が演じているキャラクターと、自分が似ているなと思うところや、共通点などはありますか?
川庄 あまり良い部分ではないんですが...。(クローディアは)アーティーと組むことが多いので、そういうとき彼女はアーティーのことを凄くおちょくるんですよ! アーティーは、決しておちょくられやすいキャラクターではないと思うんですけどね...。そしてちょっと距離が近くなると、愛情あまっておちょくってしまうというところは、私に似ていますね(笑)
――可愛さ余って、というか...(笑)
川庄 そうそう! 仲良く話す以外にも、「ちょっと皮肉が入ることで、もっと友だちとの距離が縮まればな...」という、曲がった性格が似ているかなと思いました(笑)
――実際に、この現場でもどなたかをおちょくられたりしているんですか?
川庄 ちょっと、根本さんに...。怒られないだろうな...、と思って(笑)
根本 そうなんだ。いじられていることにも、気づかなかった...。
川庄 まぁ、ほどほどに(笑)「仲良くなれたらな」という、気持ちからなんですよ!
――そんな根本さんは、ご自身の演じられているピートとどんなところが似ていると思われますか?
根本 ひとつ言えるとすれば、いい年して大人になりきれていないところですかね?
――そうなんですか!?
根本 そうですね。(ピートは)ばかみたいなことしたり、無邪気に喜んだり、「お前いくつだ!?」ってところがありますよね。マイカにも、しょっちゅう「小学生か!」とか言われるんですけど、自分が言われているような気持ちになりますね(笑)
――根本さんは落ち着いた、大人の男性というイメージだったんですが...。
全員 おお!
根本 そんなことはないんですよ。すみません(苦笑)
――いえいえ(笑)
魏 「小学生か!」っていうのは、私が勝手に作ったアドリブなんですよ!
――そうなんですか?
魏 もう、根本"ピート"を思い浮かべながら...。どんどん、想像ができて(笑)そこから作ったセリフなんです。
――では、根本さんがイメージの源だったんですね!
魏 そうですね。根本さんが、ピートをそういう風な感じの役に膨らませてくださっているので...。
根本 またまた、お上手ですねー。
魏 いえいえ、本当に...。
根本 あ、褒められてないのか(苦笑)。
全員 (笑)
魏 褒めてます、褒めてます!
――魏さんとマイカの共通点はいかがですか?
魏 マイカには「おちゃめ」というところがあって、私も大阪出身なので...。前半は、それが楽しくって、そういうのばっかりやっていたら、ディレクターから「それ、魏さんですよね」って全部却下されて、「"マイカ"でやって下さい」と言われてしまいましたね。途中で(遺物の影響で)アーティーが悪に支配されてしまって、一人ひとりに「お前はこういうやつだ」と言っていくシーンがあるんです。その時に、マイカは「お前は鼻持ちならない! いつも自分は一番で、デキる女だと思っていて、とんでもない!」「本当は、脆くて、弱くて、傷つきやすいくせに、強気で出てくる」というようなセリフを言われるんですけど、本当に一つ一つが自分に言われているような、魏涼子に言われているような気がしました。もう胸が痛いという感じで...。「この脚本家は、私たちを見たのかしら?」と思ってしまうくらい。マイカだけじゃなく、ピートやクローディアに向けたひと言ひと言も、それはそれで胸が痛くなる。痛いところをたくさん突いてくるセリフがあって、明るいだけじゃなく、人に見せたくないというところ、力が入っているところがバレてしまっているところがありましたね。
――そのシーンはマイカ以外のキャラクターに対しても、真理をついているというか、本質について触れるようなシーンなのでしょうか?
魏 そうですね。例えばピートだったら、今は「小学生か!」って言われて、笑いとしていじられているところがあるかもしれないですけど、実はお父さんのことなどでいろいろ胸にひっかかっていて、「お前なんて、そこから大人になれていない」みたいなことを言われるんです。根本さんがそうだというわけではなく(笑)、「何らかの原因に引っかかっていて、なかなか大人になりきれない男性も多いのかな?」と思ったりしましたね。「私も、女性だけどもわかるなぁ」と思ってしまって、シンプルに痛いところをグサッと突いてきて、厳しいセリフもたくさん散りばめられている13(サーティーン)だなと思っています。
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――麦人さんと、アーティーはいかがですか?
麦人 ほとんど似てないですね。似ているところはないけど、あえて「似たらいいな」と思うのは、なんか憎めない愛すべきキャラクターなところですかね。自分もそういう風になれたらいいなと思うところはあります。(アーティーは)そういう役だと思ってやっています。
――共演者という立場から見て、他の方が演じられているキャラクターとご本人が一番似ていると思う方はいらっしゃいますか? 逆に、まったく違うと思う方でも良いのですが...。
麦人 プライベートなお付き合いを、それほどしているわけじゃないからね...。
魏 飲みに行くぐらいでね(笑)
麦人 飲みに行った先でのキャラクターは、それぞれ皆さん持っていらっしゃるけど...。ネモっちゃん(=根本さん)って、どっちかっていうと受ける印象は正反対だもんね。無口でね...、わりかしね。大人ですよ。
根本 全然違うんですけどね(笑)
麦人 魏ちゃんは結構、ああいう(マイカみたいな)キャラクターを持っている気がする。明るい、天真爛漫な...。
川庄 まぁ、あえて言うならフレデリック夫人!?
根本 それはどっちなの? (キャラクターと)近いっていう意味? 離れているの?
川庄 離れているようで、離れていないから、高乃(麗)さんが凄くすごく楽しんで、フレデリック夫人を演じていらっしゃるので...。見ていて、とっても面白いという部分ですね。
麦人 でも、これだけやってくるとみんな役と距離感がなくなってきて、一緒に見える。みんなそっくりさんに、なってるよね。なんとなく...。
川庄 こちらも、そういう風に見てしまうというところありますよね。ちょっぴり長くやっていたりすると...。
魏 チェックとかしていても、原音が耳に入るっていうよりは、クローディアだったら川庄ちゃんの声でセリフが聞こえてくる...。アーティーなんて、もうぜったい麦人さんの声が、ズバーっとやってくるので、「自分もこうやっていこう」という風に考えながらやっています。
川庄 キャラクターが全く違うという点では、麦人さんは実際の役者さんと体型が全く違うのに、(アーティーのような)ぼってりしたおじさんのしゃべり方をされるところですかね...。体型が違うというのは演じる上で難しいところがあると思うので、そこは凄くビックリしましたね。体格が全然違うのに...(笑)。
麦人 酒やけの声だから(笑)
全員 (笑)
――現場の雰囲気も、今のように和気藹々とした感じですか?
根本 そうですね。楽しいですね。
魏 この現場は、毎回ゲストも豪華ですし...。リーナ役の(小林)未沙ちゃんと川庄ちゃんが本当に気がついてくれるので、もうそこからスタートして...。みなさんとっても心優しい先輩方ばっかりなので。
川庄 穏やかな方ばかり!
魏 こんな現場は少ないんじゃないかな...というくらい、楽させてもらっています。楽ちんでいられる現場ですね。(演出の)簑浦(良平)さんも、みんなに本当に優しく、お尻ツンツンと叩きながら進めてくださるので...。
――ちなみに、盛り上げ役というと。
川庄 魏さんかな!
魏 そうですね。(笑)
――反対に、こちらの現場で大変なことはありますか?
川庄 それは、セリフの多さ?
麦人 2本録り?
川庄 ああ、2本録り!
魏 最初は、週に2日録っていて、3本録りだったんですよ。1日は2本録って、残りの1日であと1本を録る。だから、台本がやってきてチェックして収録して、すぐまた新しい台本がやってきて...という。本当に大変でした...。特に、前半のアーティーが一番。セリフ量が凄かった。
根本 内容的にも難しい内容でしたからね。最初の頃...。
――確かに、難しそうですよね!
魏 難しかったな...。
――ああいったものを、覚えたり、スラスラ言うコツなんかはあるんですか?
麦人 覚えることは、とてもできないですよ! 台本もらって1週間くらいで本番ですから、内容をよく掴み取ってやるしかない。しゃべる内容をね...。
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――先ほど本作はゲストも豪華というお話が出ましたが、今までで一番印象に残ったゲストはどなたでしょうか?
魏 豪華すぎて、(名前を)あげていいのやら...。
麦人 ヒューゴ役の加藤精三さん。『スター・トレック/ディープ・スペース・ナイン』でオドー役をやっていたルネ・オーベルジョノワという役者さんで、そういう意味でも凄く懐かしかった。精三さんがその頃、(『スター・トレック』でも)声をあてていたのも観ていたので...。精三さんは、最近お亡くなりになってしまったのだけど...。
――以前とは、(ルネの)印象はかわりましたか?
麦人 それはもう、ずっとお爺ちゃんになってしまいましたからね。ただ、基本的なわりかしコメディタッチなキャラというか、そういうところは変わっていないんだけどね。
根本 僕はリンゼイ・ワグナーですかね。1回だけじゃないのだけど、お医者さんのバネッサ役で。高校時代とかに映画雑誌を買ってくると、若い綺麗なリンゼイ・ワグナーが一面バーっと出ていたんですよね。なので「あ、あの女優さんだ!」と。いい歳のとり方をされていて、「今も、こうやって女優さんとして頑張っているんだなぁ」と、感慨深いものがありましたね。あのリンゼイ・ワグナーが...と。
川庄 私は、むしろ全く『スター・トレック(以下:スタトレ)』とか観ていなかったので、麦人さんほどいろいろな現場を経験されている方が「凄く懐かしい」というのを今聞いて、「あ、そんな役者さんだったんだ!」と感動してしまったくらいですよ!
魏 私も『スタトレ』を観ていないので...。ただ、実は私も『スタトレ』に出ていたんですよ! 『スタートレック:ヴォイジャー(以下:VOY)』なんですが、その関連の俳優さんがこっちにゲストで出ていて、松岡(洋子)さんも『VOY』で艦長役をやっていたし。シリーズを問わず『スタトレ』関係の人が多いんですよね...。
根本 向こうのスタッフの方が好きなんですよね?
全員 ああー!
根本 『スタトレ』オタクが...(笑)
魏 (大塚)芳忠さんも...。
麦人 そうそう。僕と同じシリーズの『スタトレ』で、データ少佐(ブレント・スパイナー)役やっていたんだよね。
魏 「無機質な感じでしゃべっていて」とか、おっしゃっていましたよね。
麦人 (データは)アンドロイドなんだよね。
魏 芳忠さんが出られたときに、「ああいう無機質でしゃべりましょうか?」とかっておっしゃっていたんですよ。
川庄 どんな感じだったんだろう?
――画面の中でもアフレコ現場でも、『スタトレ』関係の方がかなり出演されているんですね。
全員 そうですね!
川庄 簑浦さんも凄くこだわる方なので、これまでに同じ俳優さんの吹替をされていた方を呼ばれていて。
魏 うれしいですよね!
川庄 そうなんですよね!
――ゲストも他の海外ドラマや映画で活躍されている俳優さんが多いので、吹替をされる声優さんも一緒だと見ている側としてはホッとしますね。
魏 そうなんですよね。
川庄 ホッとします。
――これまで録ったエピソードの中で、好きなシーンや好きなセリフなどはありますか?
魏 本数が多くて、がんがん録っているので...。(セリフを)しゃべっては、次という感じなので、完全にセリフを覚えているかと言われると...。
麦人 今日の台本しかないよね。
全員 (笑)
――なるほど! どんどん上書きされていってしまうわけですね(笑)
魏 上書きに近いかも!
根本 ちょっと浮かんだんだけど、ピートってしょっちゅうお腹減っていて、何か食べ物がおいてあると、ヒョイッとつまんでいて...。マイカにも「ちょっと何やっているのよ!」って突っ込まれて、口をもぐもぐさせながら「だって置いてあったんだもん」とか、そういうのはなんか好きだな。今日の収録でもあったよね。勝手に食べちゃうの(笑)
魏 そうそう(笑)!
川庄 ちょっとした日常の、こういうやりとりが凄く楽しいというのはありますね。
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――『ウェアハウス13』には、超常現象を引き起こす、いわくつきのアイテムが数々登場しますが、これまでに出てきた中で気になったアイテムや「これ欲しい!」と思ったものなどはありますか?
川庄 基本的には、怖い、いわくつきなので...、あまり素敵な遺物というのは少ないんですが、私が思い出したのはカジノのチップが遺物だったというエピソードがあって...。その効果というのが、少し先の未来が見えるというもので、カジノに行ってお金儲けをするカップルが登場するんですね。しかも、遺物はだいたい副作用があるんですけど、これは指をやけどするというもので...。やりすぎると身体にまで影響が出るんですけど、「ちょっとならいいんじゃないかな?」と思いましたね(笑)。私利私欲の固まりなんですけど、「こういった遺物があったら楽しそうだな」と思ってしまいました。
根本 僕は、子どもの頃から日本刀に興味があって...。美術品としてね! なので"本庄正宗"かな。いわくも、持った人が透明になるというもので、そんなに恐ろしいものではないですし...。使う人によっては恐ろしいですけどね。この刀がいいですね!
魏 私は、「鏡の中のマイカ」のエピソードですね。不思議の国のアリスの話で、アリスが鏡の中に閉じ込められていて、「外に出たい」というもので...。さっきも、明るい楽しい話の中に、ちょっと深刻な話が出てきたりしたんですけど、マイカがセリフで「アリスの代わりに自分が鏡の中に入ったときに凄く寂しくて孤独だった。どんな理由があったとしても、小さな女の子が閉じ込められてしまった寂しさと孤独、そして外に出たいという風に思ってしまう気持ちはちょっとわかる」と、同情というよりは、自分が経験したからこそ分かったっていうようなセリフがあったんですよね。よく"ウェルズと氷河期とどうのこうの..."といったくだりで、ウェルズに「そういう悪事をさせない」と説得するシーンがあるんです。でも実は娘さんが絡んでいたりとか、孤独とか寂しさとか、その先の"死"につながっているんですよね。そういったものを、ときどき忘れずに話に盛り込んでくるので、それが凄く胸にくるなと思います。いつも、そういうセリフを言うときに、「ああ、わかるなぁ」と...。
麦人 この「エドガー・アラン・ポー」のって、セピアになって昔に遡っちゃうやつ?
川庄 エドガー・アラン・ポーは、何か2つに分かれていた。マイカのお父さんがちょっと...。
全員 ああ、そうだそうだ!
魏 昔の古本屋さんに行って、いっぱい日記があった...みたいな。
麦人 まぁ、いろいろとありますけど(笑)
全員 (笑)
麦人 あったらいいね(笑)
川庄 スラスラと、セリフが言える遺物でもあれば...(笑)
麦人 瞬間移動もしたいしさ...、どんな目にあっても死なないメダルだとかもね(笑)
――最後に、この作品の見どころ、おススメポイントは?
川庄 思い返してみても、こういった"物"が作用するSFドラマはあまりないんじゃないかと思うんです。毎回新しいアイテムが出てきて、そこに史実であったり都市伝説だったりが絡んできて...。いろんな要素を含んでいるので、SF好きだけじゃなく、歴史物とかが好きな人にもちょっと「お!」と思わせてくれるエピソードがあると思います。第1話からじゃなくてもいいから、「あ、このエピソードが気になるな」というのでも楽しめるお話なので、ぜひ気軽に、時間が空いた時に手にとって頂けたらこの作品は、みんなでワイワイとやりとりしているのが楽しい作品と思います。
根本 他の作品を引き合いに出すのも何なんですけど、毎回1話1話が『インディ・ジョーンズ』みたいな感じです! それから、レギュラー登場人物のクローディアも、マイカも、アーティーも、みんな素敵なキャラクターなので、それを楽しむこともできますよね。あと、ピートとマイカが恋仲じゃないというところも、安心して観ていられるポイントだと思います。これが恋仲だと、「どう発展していくのか」とか、ドロドロになったりして「どうなるんだ」と思ったりするんですけど、この2人は兄妹のようにじゃれあっているので、そこが安心して観ていけますね。付き合っていけるというか...。
魏 本当に、まさに! 恋仲にならない、絶対にならないという(笑)
全員 (笑)
魏 逆に、私が妹キャラでお兄ちゃんをいじるように「小学生め!」とか「ちゃんと、聞いてんの!?」とか「はいはい、また始まった...」という感じでやっているんで、私も安心して楽しく、のびのび演じさせてもらえているなと思います。
私も、レンタル店とかに行ってみつけたときに表紙が「ちょっと、おどろおどろしいな...」と思ったんですけど...。あ、これは別に批判じゃないですよ(笑)この表紙の印象で、借りて頂いても全然間違いではないんですけど、もっともっとコメディ部分が多かったり、楽しく、会話のテンポが凄く速かったりして、トントンと話が進むので気軽に、手にとって観てほしいなと思います。
麦人 もう、出尽くしているんですが(笑)歴史上の実在した人物とか、有名な童話や小説の世界のエピソードなんかを、脚本家の人たちが上手く遺物と結びつけて、いろんな発想を展開してくれているのが、やっていて楽しみです。だから観る方も、知らない歴史上の人物や話も出てくるだろうけど、中には凄くよく知っている話もあって、「この話をこんな仕立て方にするのか」という楽しみ方があると思う。
魏 そういえば、マイカとクローディアが、顔を真っ白に塗って芸者になって潜入捜査をするエピソードがあるんですよ! それなのに、お座敷に将棋の板だとか知っている日本アイテムを全て置いているという感じで面白いんですよ!
川庄 世界中の遺物を回収している設定なので、その国の人がみたら「ちょっと、これ違うよ!」というのはありそうですよね。日本は、とても違ったんで(笑)世界を見られるのも楽しいですし、そして倉庫だけじゃなく、みんなが住んでいるホテルでのやり取りもあって、そこが凄く和めるシーンです。仕事仲間だけど、みんな一緒に住んでいて家族みたいな関係という設定も、『ウェアハウス13』の良いところなんじゃないかと思います。
魏 まさに!
『ウェアハウス13』 シーズン3 DVD-BOX
5月9日(金)発売
※同時レンタル開始
『ウェアハウス13』 シーズン4 DVD-BOX
6月4日(水)発売
※同時レンタル開始
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