クリスタル・レイクの呪われたキャンプ場を舞台に、狂った殺人鬼が人々を恐怖に陥れるスプラッターホラー映画の金字塔『13日の金曜日』(1980年)。数多くの続編を生みだし、若き頃のケヴィン・ベーコンも出演したことで知られるこの映画が、TVシリーズになるかもしれない。
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Deadline.comが報じたところによると、『13日の金曜日』の登場人物と設定をベースに、EFO Filmsとクリスタル・レイク・エンターテインメントが1時間枠のドラマシリーズの製作に乗り出すことになったという。製作総指揮を務めるのは、1980年のオリジナル版を監督・製作したショーン・S・カニンガムだ。
このTVシリーズは、複数の時代にまたがる物語になる模様で、クリスタル・レイクのさまざまな人々が、復活した殺人鬼に立ち向かうことを余儀なくされる。また、狂気にとりつかれたジェイソンの家族にまつわる新たな秘密も明らかにされるという。
なお、『13日の金曜日』のTVシリーズは以前にも製作されたことがあり、アメリカでは1987年から3シーズンにわたって放送されたが、映画とは設定がまったく異なり、呪われた骨董品が引き起こす不思議な事件の数々に焦点を当てたソフトなスリラー作品となっていた。だが今回のTVシリーズ化にあたっては、映画により近い設定を取り入れるようだ。
このほか、2015年3月には、映画シリーズの最新作として、設定を一新したリブート作品が全米公開される予定になっている。(海外ドラマNAVI)