【ネタばれ】『SUITS』リック・ホフマンが語る「ルイスは不完全なところが魅力！」

2014年4月26日 2022年3月31日 ※本ページにはアフィリエイト広告が含まれます

既にシーズン4の更新が決まっている人気リーガルドラマ『SUITS／スーツ』。今後どのような展開を見せるのか興味深い本作だが、弁護士ルイス・リットを演じているリック・ホフマンが、ドラマに対する想いや、役柄を演じる難しさ、共演者やスタッフとの関係について語っています。【ネタばれ】を含むインタビューであることをご了解いただきつつお楽しみください！

――現在のルイスについて満足ですか？それともこれからのルイスが楽しみですか？

現在のルイスに満足しているよ。アーロンたち脚本家が、彼を"人間"にしてくれた。ストーリーが進むにつれて、面白くて新しい側面を散りばめてくれるんだ。自分で自分の首を絞めているような変な奴だけど、そういうキャラはそういうキャラで必要さ！　私にとってもルイスを演じることが最高に楽しい。たまに信じられないくらい難しくて怖い時もある。それは普段でもなるべく見せたくないし見たくない自分の弱い部分に触れるような演技をする時だ。それをカメラの前でオープンにするなんて。でも、全て価値があることだ。それだけ楽しんでるってことだよ。

――パトリック・J・アダムスと対決するシーンは楽しみましたか？

いつも楽しんでるさ。ちゃんとやろうとすると毎回が挑戦だよ。まぁ、"ちゃんと"があればの話だけど。良いシーンを演じる時は、誰もがっかりさせたくはないからね。そういう時は神経を張り詰めている。これこそ仕事だよ。自分が関わっていて、特にその瞬間に立ち会うときは、幸せの最高潮だね。「ワオ！今、自分は好きな仕事をすることができているんだ」って感じる一瞬だね。

――ルイスがマイク・ロスと働くことになると知っていたら、どういう行動に走っていたと思いますか？

それは、お互い不利なことになっていただろうね。希望もないね。何しろルイスは恐ろしく正直で忠実な人間だ。この嘘を見破って得になることなんて何もない。『ブレイキング・バッド』と重ねてはなんだが（実は大好きなドラマなんだよね）、嘘が発覚した時、ハンクが義兄（ウォルター）を警察に届けなきゃいけないだろうって思ったように、ルイスもそうだ。それが、彼っていう人間なんだ。違法なことだとわかれば絶対にね。

――本作はシーズン毎に知的に、鋭く、暗くなっていっていますが、このような展開になると思っていましたか？

思っていなかったよ。そんなこと分かるわけがない。特にこの業界じゃ当然だ。出演できると興奮して、いろいろな事を聞かされて、シーズン5まで決まったと思いきや、キャンセルになったり...先のことなんて全然分からないさ。出演できたことが奇跡的なんだ。脚本家同士うまくいっているし、俳優たちもそうだ。まずは良い脚本、その脚本を獲得すること、長く続く番組になること。保障もないし、先行きも分からない。これは、クリエイターのアーロン・コーシュの型破りなところに起因するところが大きいけれどね。彼は俳優たちを信頼して任せる余地を残すんだ。間違いやアドリブがあったりすると、それを後で使ったりするんだよ。もっと楽しくなるし、生き生きとするからね。