『ウォーキング・デッド』原作者、米Syfy向けにクローンを題材とするスリラードラマを企画

『ウォーキング・デッド』原作者・製作総指揮者のロバート・カークマンは、米Syfy局向けに、クローンを題材とする新たなドラマの企画を進めていることをThe Wrapなどが報じた。

『Clone』と名付けられたこの企画は、カークマンが立ち上げたインプリント(出版ブランド)、Skyboundから刊行されている同名のコミックが原作。主人公の退役軍人ルーク・テイラーは、自宅に不法侵入した男が自分のクローンであることを知って驚愕し、さらに妻を誘拐されてしまう。政府の巨大な陰謀に巻き込まれた彼は、戦場でつちかった技能と、軍隊の人脈を駆使して、事件の背後にひそむ極秘の生物工学計画を暴き出すことになる。

脚本と製作総指揮を担うのは、『THE EVENT/イベント』『Dracula』などのドラマに携わり、今回の原作コミックをも手がけたデヴィッド・シュルナー。また、カークマンと、同じく『ウォーキング・デッド』製作者のデヴィッド・アルパートも製作総指揮に名を連ねる。

なお、クローンを題材にしたドラマは、現在でもBBC Americaで『Orphan Black』(タチアナ・マズラニー主演)が放送され、人気を集めているところだ。

『ウォーキング・デッド』や同作のスピンオフを手がけるカークマンは、本企画のほかにも、泥棒の達人を主人公にした『Thief of Thieves』、"悪魔払い"を題材とするドラマ『Outcast』といったプロジェクトを進めており、多忙な日々を送っている。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ウォーキング・デッド』
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