米Netflixのネット配信ドラマ『Orange is the New Black』。一般の視聴者投票で決まるピープルズ・チョイス・アワードで、数々の秀作ドラマを押さえ、今年のストリーミング・ドラマ部門の一位に輝く人気シリーズだ。恋人のために麻薬密輸の手助けをしてしまった若き日の過ちのため、受刑囚となった主人公パイパーの人生を描いた本作は、同名のノンフィクション・ベストセラーの著書、パイパー・カーマンの体験に基づいている。

そしてこのドラマと書籍のヒットを受け、エリック・ホルダー米司法長官が、原作者のカーマンに感謝の意を述べたという。

米Deadlineによると、カーマンはホワイトハウス国民政策審議会主催のイベントにゲストスピーカーとして登場。自身の経験から釈放後の社会復帰がいかに大変であるかを語り、罪を犯した人間でも更生し変われるチャンスがあるが、それには雇用の選択肢を増やすなどの社会的な支援が必要だと述べた。

そんなカーマンにホルダー司法長官は「刑務所での体験を世間に伝えてくれてありがとう」と語り、ドラマでの"リアルさ"を称賛したという。また、彼女の服役後の社会復帰支援活動を高く評価したようだ。

米国司法長官も一押しの『Orange is the New Black』。日本でも早く見られることを期待したい。(海外ドラマNAVI)