大ヒット映画『アイアンマン』シリーズで知られる俳優ロバート・ダウニー・Jr.の長男で俳優のインディオ・ダウニーが6月29日、コカイン不法所持の疑いで逮捕されたことがわかった。
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米USWeeklyによると、インディオが逮捕されたのは29日（日）午後2時頃のこと。知人の運転する車でウェスト・ハリウッド市内を走行中、パトカーに停止を命じられ、所持品をあらためられた結果、コカインを所持していることが判明したため、薬物不法所持の容疑で逮捕されたという。
インディオの身柄を拘束したウェスト・ハリウッド保安官事務所は、同メディアに「インディオが車内で薬物らしきものをパイプで吸引しているところを目撃し、停止を命じた」と述べ、彼が所持していた薬物はパラフェルナリアとコカインと思われる違法薬物だったことを明らかにした。また、インディオは同日中に1万ドル（約100万円）の保釈金を支払い、夜には保釈されたとのことだ。
20歳のインディオは、ロバートが最初の妻で女優のデボラ・ファルコナーとの間にもうけたダウニー家の長男。俳優としての実績は子役として出演した映画1作のみだが、今年公開予定の映画への出演が決まっていた。
かつて若かりし頃、自身も薬物不法所持で逮捕された過去を持つロバートは、息子の逮捕について次のような声明を発した。「不幸なことに依存症に陥りやすい気質があり、どうやらインディオは（父親から）そうした遺伝子を受け継いでしまったようです」と述べ、親子二代で同様の不祥事を起こしてしまったことに悔しさをにじませた。ロバートはさらに「インディオには家族のサポートと理解が必要です。私たちは息子をバックアップし、彼が本来の自分にふさわしい人間になれるよう、手助けをしていくつもりです。保安官事務所の介入に感謝するとともに、今後はインディオが依存を克服し、訓話ではなく成功物語を生きていってくれることを信じています」と述べ、息子を全力で支えることを誓った。
若くして麻薬依存症に陥ったロバートは、薬物がらみで逮捕されること計6回。90年代には刑務所に1年入所するも、リハビリで依存症を克服し、今では完全復活を果たしている。依存症の恐ろしさを知り尽くすロバートだけに、長男の逮捕はショックだったことだろう。家族の献身的なサポートが功を奏することを願いたい。（海外ドラマNAVI）
Photo：2009年のダウニー一家 中央が長男・インディオ・ダウニー
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