巨匠クリント・イーストウッド監督『ジャージー・ボーイズ』、日本オリジナル予告が完成

映画『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』でアカデミー賞監督賞を2度受賞しているクリント・イーストウッド。数々の名作を世に出し続ける巨匠イーストウッド監督の最新映画『ジャージー・ボーイズ』の日本オリジナル予告編が本日解禁となった。日本オリジナル予告編のナレーションは、日本の音楽界を支え続けるラジオDJの小林克也が担当している。

【関連記事】俳優たちと作品の命運を握る、重要なポジション。キャスティング・ディレクターという「仕事」〈前編〉

映画『ジャージー・ボーイズ』は、音楽界に不滅の伝説を打ち立てたザ・フォー・シーズンズの4人を中心としたヒューマン・ドラマで、名曲誕生に隠された、若者の友情と夢、栄光と挫折、そして再生が描かれている。

ザ・ビートルズ以前に世界を席巻したザ・フォー・シーズンズは1960年に結成。代表曲「シェリー」の大ヒットを皮切りに、3曲連続でビルボード1位を独占し、現在までに全米チャートを賑わせた曲の数は71曲。これまでに売り上げたレコードの数は約1億7500万枚以上。1990年には「ロックの殿堂」入りするなど、世界中で愛されたポップグループだ。リード・ヴォーカルのフランキー・ヴァリは2014年1月に初来日を果たし、いまもなお精力的にツアー活動を続けている。

彼らが発表した「君の瞳に恋してる」は今までに、フランク・シナトラ、ボーイズ・タウン・ギャング、ペット・ショップ・ボーイズ、ローリン・ヒルら世界のトップアーティストをはじめとし、桜田淳子、椎名林檎、ZARD、MISIA、東京スカパラダイスオーケストラなど、日本のアーティストたちにもカバーされ続け、世代を超えて愛される不朽の名曲となっている。

ザ・フォー・シーズンズの半生を描き、世界観客動員数2000万人を超え、演劇界の最高峰トニー賞受賞した大ヒットミュージカルを基にした本作。自らも映画音楽を手掛けることが多いイーストウッド監督は、「彼らの音楽はとても優れていると思っていたよ。特に、君の瞳に恋してるは、あの時代の本物の名曲のひとつで、歴史上のどの時代に発表されても名曲になっていただろう。彼らの曲はどれもとてもエネルギッシュですごく楽しい。だから、彼らのストーリーを映画で描くこと、そして、米国中で上演していた舞台版に大きな影響を与えた俳優たちと組むことも楽しいチャレンジだったよ。」と明かしている。

数々の名作で、ずっしりと重い人生の手応えを描いてみせたイーストウッド監督だが、『ジャージー・ボーイズ』ではどのような人生のすばらしさを私たちに届けてくれるのかが楽しみだ。

映画『ジャージー・ボーイズ』は9月27日(土)より全国ロードショー(海外ドラマNAVI)


Photo:映画『ジャージー・ボーイズ』
(c)2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC ENTERTAINMENT