『スクリーム』TVドラマ版では、お馴染み"ゴーストフェイス"の代わりにオリジナルのマスクが登場

90年代後半、ティーン系ホラー映画ブームの火付け役となった『スクリーム』が、米MTVでTVシリーズ化されることになったのは、すでにお伝えしたとおり。映画の看板キャラ「ゴーストフェイス」は権利問題により出てこないと報じられ、ファンからブーイングの声があがっている本企画について、ドラマ制作陣は打開策を編みだしたようだ。

Entertainment Weeklyが報じたところによると、TVシリーズ版では独自に新しいマスクが用意されるとのこと。

そのデザインは映画版と同じく、有名なムンクの絵「叫び」に触発されているようだが、MTVのシニア・バイス・プレジデントであるミナ・ルフェブルによると、マスクの由来や目的についての考察を踏まえ、「映画版よりも根拠をともなうゴーストフェイスの進化形」になるのだとか。人工的だった映画版のマスクに比べ、有機的でダークになるようだ。一時は「肉片でできている」というウワサも流れたが、デザインはまだ途中段階らしい。

そして作品については、映画版の伝統となっている主な要素(マスクの存在や、ティーン世代を中心にしたソープドラマっぽい物語、ポップカルチャーをネタにしたユーモア、殺人鬼の恐怖)はそのままに、ダークさを増した今日のホラーの水準に合わせていくという。

なお、ゴーストフェイスがTVシリーズに出てこない理由について、ルフェブルは権利問題とは一切関係がないと言っている。また、ゴーストフェイスが今後登場する可能性については、脚本家スタッフが集まってもいない現段階で答えるのは時期尚早とのこと。

TVシリーズ独自のマスクはどんな仕上がりになるのか、また、従来のファンはそれにどんな反応を示すのか。気になるTVシリーズは、2015年10月、ハロウィンの季節に合わせて放送がスタートする。(海外ドラマNAVI)

SCREAM 2, Sarah Michelle Gellar, 1997, mask
(c)amanaimages