ベネディクト・カンバーバッチが世界最強の暗号"エニグマ"に挑んだ実在の天才数学者を熱演し、ゴールデン・グローブ賞やアカデミー賞にもノミネートされた映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』。カンバーバッチの見事な演技に注目が集まりがちな本作だが、実は注目ドラマでもお馴染みの実力派俳優陣が結集した作品でもあるのだ。その一部をご紹介しよう。
『キック・アス』や『シャーロック・ホームズ』などで悪役を演じ、『裏切りのサーカス』では悲哀溢れるMI6のメンバーを演じたマーク・ストロング。彼は本作でも、MI6のスチュアート・ミンギスを演じている。本作のモルテン・ティルドゥム監督が彼の演技を「マークが登場するシーンでは、彼から目をそらすことができない」と絶賛するほどの演技を見せており、その重厚な佇まいが作品に緊張感を生んでいる。
一方、『ドラキュラ ZERO』で主人公と契約を交わす闇の者を、ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』では冷酷で誇り高いタイウィン・ラニスターを演じたチャールズ・ダンスは、本作には英国海軍のデニストン中佐役で出演。オジサマ好きな女子の心を鷲掴みにしているともささやかれる彼の演技にも注目されたい。
さらに、『マッチ・ポイント』でイギリスの大富豪の御曹司を演じたマシュー・グードは、本作では典型的な数学好きに加えて、人を惹きつける魅力を備えた暗号解読者ヒュー・アレグザンダー役を演じている。また、暗号解読チームのメンバーとして、ドラマ『ダウントン・アビー』のトム・ブランソン役で知られるアレン・リーチなども出演しており、海外ドラマファンにとっては注目のキャスティングといえよう。
まさにイギリスの実力派俳優たちがズラリと並んだその顔ぶれに、カンバーバッチも「皆しかるべき理由で企画に参加したすばらしいグループだった。アラン・チューリングは難しい役だったけれど、すばらしい人柄と才能を持つキャストとリハーサルできたのが大きな助けになった。皆のサポートで楽になったんだ」と共演陣を賞賛している。
映画『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』は3月13日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほかで全国ロードショー(海外ドラマNAVI)
Photo:『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』
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