TVシリーズ『スター・トレック』でカーク船長の秘書、ジャニス・ランドを演じたグレイス・リー・ホイットニーが85歳で亡くなったことがわかった。米TV Guideなどが伝えている。
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グレイスは、5月1日の夜、カリフォルニアの自宅で二人の息子に見守られながら、老衰により安らかにこの世を去ったという。
『スター・トレック』シリーズで脚光を浴び、その後も映画『スター・トレックVI/未知の世界』をはじめ、数々の映画やドラマに出演したグレイスだが、実は彼女の人生は、長年にわたるアルコール依存症との闘いだったという。
その後はさまざまな治療によりグレイスは依存症を克服。グレイスの息子ディエックさんによると、『スター・トレック』での輝かしい成功よりも、アルコール依存症を克服し、35年間にわたり依存症と闘う人々をサポートする活動に身を投じたことを誇らしく思っていたという。
しかし一方でディエックさんは、『スター・トレック』において、今年2月に亡くなったミスター・スポック役のレナード・ニモイをはじめ、たくさんのキャストやスタッフ、そしてファンとの素晴らしい関係を築くことができたことをとても感謝していた、と伝えている。
グレイスのご冥福を心からお祈りしたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:グレイス・リー・ホイットニー
(C)Mary Evans/amanaimages