今年、トニー賞でミュージカル部門リバイバル作品賞に輝いた『王様と私』。渡辺謙が、日本人初のトニー賞主演男優賞にノミネート、さらに相手役のケリー・オハラが主演女優賞に輝くなど、ブロードウェイでますます人気が高まっている。
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トニー賞に輝いたケリーのスピーチでは、渡辺謙のことを「My king(私の王)」という表現でたたえ、渡辺の目がうるむという、感動的な一幕もあった。
しかし、残念ながら渡辺の出演契約は、映画出演が控えているため7月12日まで。契約は更新されなかった。その後の公演について、どうなるのか行方が注目されていたが、このたび、新しい"王"が2人、決定したようだ。米Playbillが伝えている。
まずは、オフ・ブロードウェイ・ミュージカル『Here Lies Love』でフィリピンのマルコス大統領を演じたフィリピン出身のホセ・イラナ。トニー賞助演女優賞を需要したルーシー・アン・マイルズとは、『Here~』で相手役として共演していた。彼は11週間の契約で、9月27日まで王を演じるという。
さらに9月29日からは、舞台やテレビなどで活躍してるホーン・リーが王役を引き継ぐ予定だ。
渡辺謙の出演は、残りあとわずか。ブロードウェイまではなかなか行けないが、ぜひ、ミュージカルの雰囲気を味わいたい方は、本作のオリジナル・ブロードウェイ・キャスト盤が、iTunes Store、Mora、 e-onkyoにて配信中だ。また、CDも6月24日にユニバーサルミュージックより発売されるので、ぜひチェックしてほしい。(海外ドラマNAVI)
Photo:『王様と私』渡辺謙