『ウォーキング・デッド』の大ヒットにより空前のゾンビ・ブームに湧く米ドラマ界で、もう一つのゾンビドラマが躍進を見せている。NBCユニバーサル傘下のケーブル局、米Syfyはこのほど『Zネーション』のシーズン3を更新することを明らかにした。米Hollywood Reporterが報じている。
【関連お先見!】【海外ドラマ日記】怖くても1度は直視すべきドラマ、予想を上回る洗練さ、『ウォーキング・デッド』!!!
同局は11月6日、『Zネーション』をシーズン更新し、その新たなシーズンは15話構成で2016年に放送すると発表した。現在全米でオンエア中のシーズン2は、平均視聴者数150万人を集めるなど好調を維持しており、日本でも今夏、ワーナー・ブラザーズ・ホームエンターテイメントからシーズン1のDVDがリリースされ、ゾンビマニアの注目を集めている。
『Zネーション』の舞台は、ゾンビウィルスが米国を襲ってから3年後の終末世界。生き残った優秀な兵士たちのチームが、ゾンビに噛まれてもゾンビ化しなかった唯一の人間マーフィを、彼の血からワクチンを作るためにニューヨークからカリフォルニアの研究所まで護送するよう命ぜられ、人類を救うべく大陸横断の旅に出る。だがマーフィは、自分が少しずつゾンビ化していることを仲間に告げられずにいた...というストーリーだ。
キャストには、特殊部隊デルタ・フォースのエリート兵士、マーク・ハモンド役でハロルド・ペリノー(『LOST』)、国防省の機密情報収集員サイモン役でDJ・クオールズ(『SUPERNATURAL/スーパーナチュラル』)、元国家警備隊員チャールズ・ガーネット役でトム・エベレット・スコット(『サウスランド』)、ガーネットの元同僚ロベルタ・ウォレン役でケリータ・スミス(『The Bernie Mac Show』)、そしてゾンビ抗体を持つ男マーフィ役でキース・アラン(『ゾンビ・ナイト』)などが名を連ねる。
本国アメリカで10月30日に放送されたシーズン2の第8話では、人気シリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』の原作者兼クリエイター、ジョージ・R・R・マーティンが本人役のゾンビとしてカメオ出演し、話題を集めた。ゾンビドラマながらコメディ要素もあり、『ウォーキング・デッド』とひと味違った魅力が楽しめる『Zネーション』。今後も健闘を期待したい。(海外ドラマNAVI)
Photo:『Zネーション』
(C)2014 G02Z,LLC.All Rights Reserved.