クリスマス恒例の特別エピソードを残して、英ITVの大人気ドラマ『ダウントン・アビー』のレギュラーシーズンが、最終回で2年ぶりの高視聴率を得て6年間の幕を閉じた。米Deadlineが報じている。
今月8日(日)、本国イギリスで夜9時からオンエアされた最終話となるシリーズ6の第8話は、880万人の視聴者数と39シェア(TVをつけている全世帯のうち、同番組を見ている世帯数の割合)を記録し、ピーク時には視聴者数950万人に達した。これは、シーズン・フィナーレとしては、2013年11月に放送された第4シーズンの最終話(980万人と40.2シェア)に次ぐ高視聴率となる。今年9月に放送されたプレミア・エピソードの視聴者数がプレミアとしては最低の760万人にとどまるなど、勢いに陰りが出てきたと報じられた同シリーズだが、その後は安定した推移を見せ、最終的には有終の美を飾ってみせた。
紆余曲折に満ちたファイナルシーズンは、イギリスのファンの間でまずまずの好評価を得たようで、放送直後のツイッターは番組の話題で持ち切りだったという。また、各メディアはこぞって回顧特集を組んで番組の足跡を振り返り、12月24日(木)夜に放送される92分構成のシリーズ・フィナーレへの期待を隠せない様子だ。
製作者のジュリアン・フェロウズをはじめ、ギャレス・ニーム、リズ・トゥルブリッジら製作陣および、キャストたちも口を揃えて、番組を終えるにはいい潮時だと語っているが、作品が映画化される可能性はまだ消えていない。とりあえずはクリスマス特番を心待ちにしつつ、映画版の実現に期待したい。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ダウントン・アビー』
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