渡辺謙の『王様と私』も候補に! 第58回グラミー賞ノミネーション発表

2016年2月15日(日本時間16日)に開催される世界最高峰の音楽の祭典、第58回グラミー賞授賞式。現地時間の12月7日(水)、全83部門のノミネーションが発表され、最優秀劇場ミュージカル・アルバム賞に渡辺謙の主演する『王様と私』がノミネートされたことが分かった。このアルバムは、今回のオリジナル・キャストによる新録音で、今年4月16日からの公演期間の合間を縫って、米ニューヨーク、リンカーン・センター・シアターで録音された作品だ。

王様役の渡辺は、「シャル・ウィ・ダンス?」など4曲で歌声を披露。また、ケリー・オハラ、ルーシー・アン・マイルズも多数の楽曲に参加している。トニー賞で主演女優賞、助演女優賞、衣装デザイン賞、リバイバル賞の4部門を受賞した本作が、グラミー賞でも栄冠を掴み取ることができるのか、注目が集まる。

なお、第58回グラミー賞で最多ノミネートを果たしたのは、ケンドリック・ラマーで11。続いて、テイラー・スウィフトとザ・ウィークエンドが7ノミネート、ドレイクらが5ノミネート。渡辺以外の日本人では、最優秀オペラ・レコーディング賞に小澤征爾が指揮した「Ravel: L"Enfant Et Les Sortilèges; Shéhérazade(ラヴェル:「こどもと魔法」)」、最優秀ミュージック・ビデオにShin Nishigakiがビデオプロデューサーを務めた「LSD」(ASAP Rocky)が候補入りしている。

主要4部門のノミネーション結果は以下の通り。

■年間最優秀レコード候補
「Really Love」ディアンジェロ・アンド・ザ・ヴァンガード
「Uptown Funk」マーク・ロンソン ft. ブルーノ・マーズ
「Thinking Out Loud」エド・シーラン
「Blank Space」テイラー・スウィフト
「Can"t Feel My Face」ザ・ウィークエンド

■年間最優秀アルバム候補
「Sound & Color」アラバマ・シェイクス
「To Pimp a Butterfly」ケンドリック・ラマー
「Traveller」クリス・ステープルトン
「1989」テイラー・スウィフト
「Beauty Behind the Madness」ザ・ウィークエンド

■年間最優秀楽曲候補
「Alright」(ケンドリック・ラマー)
「Blank Space」(テイラー・スウィフト)
「Girl Crush」(リトル・ビッグ・タウン)
「See You Again」(ウィズ・カリファ ft. チャーリー・プース)
「Thinking Out Loud」(エド・シーラン)

■最優秀新人賞候補
コートニー・バーネット
ジェイムス・ベイ
サム・ハント
トリ―・ケリー
メーガン・トレイナー

授賞式の模様は、WOWOWプライムにて2016年2月16日(火)9:00より二ヵ国語版で生中継。また、同日22:00からWOWOWライブで字幕版が放送される。(海外ドラマNAVI)

Photo:テイラー・スウィフト
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