『ブラックリスト』トム・キーン役のライアン・エッゴールドに直撃インタビュー!

スーパー!ドラマTVにてシーズン3が独占日本初放送される、大人気アクション・サスペンス超大作『ブラックリスト』。そのプロモーションとして緊急来日したトム・キーン役のライアン・エッゴールドに直撃インタビューをしてきました! 主人公のFBI捜査官エリザベス・"リズ"・キーンの元夫にして、実はリズを監視するためのスパイだったという謎多きキャラクターを演じるライアンの魅力に迫ります!

――まずは、『ブラックリスト』という本国アメリカでも大人気の大作ドラマにレギュラー出演していることについて、どうお考えですか?

こういった皆さんに愛されるTVドラマに出演できて、とても幸運だと思います。やはり長く続けば続くほど、どんどん物語の展開を面白く進化させていけるので、そういった意味でもレギュラーとして出演できることは大変嬉しいですね。

――プロモーションとして来日されましたが、移動などで疲れてはいませんか?

俳優という職業の一番素晴らしいところは、海外の色々な所に行けて、新しい方にお会いできることですね。まぁ、正直に言うと疲れています(笑) でも本当に日本が大好きになったので、寝る間を惜しんで色々と観て回りたいですね。

――観光して気に入った場所はありますか?

取材の前にオフの日があったので、その日は朝から築地に行くと、代々木公園や明治神宮、浅草へも足を伸ばしました。この後にまたオフの日があるので、今度は京都と鎌倉に日帰りで行こうと思っています。

――オフの日もハードなスケジュールですね(笑)

ええ、そうなんですよ(笑)

――作品の話に戻りますが、二転三転するストーリーや迫力あるアクションなど、アクション・サスペンスとしてとても面白い『ブラックリスト』についてはどのようにお考えですか?

もちろん、そういう意味ですごく面白いアクション・サスペンスだと思いますが、それ以外にも多くの要素がこのシリーズには含まれていると思います。特にシーズン3ではアクションも満載ですけど、ユーモアも含まれているんですよ。また、人間関係にも注目してほしいです。例えば、"犯罪コンシェルジュ"であるレイモンド・"レッド"・レディントンとリズの関係や、トムとリズの関係といった人間ドラマも楽しんでもらいたいですね。

――トムとリズの関係という話が出ましたが、トム・キーンという役はリズの夫で小学校の優しい先生だったはずが実は二重スパイで、さらに複数の顔を持つという、非常に複雑なキャラクターですね。演じていていかがですか?

トムを演じることをとても楽しんでいます。この役を演じていて飽きるということはあり得ませんから(笑) 常に違う人格を演じていると言っても過言ではないですね。様々な人間になりすますので、トム自身が俳優と言ってもいいかもしれません。シーズン3ではまた違う人物になりすます設定なので、僕自身もすごく楽しんで演じています。

――ライアンさんご自身は、トムの優しい学校の先生という顔と、凄腕のスパイという顔のどちらに似ていますか?

それは確実に、優しい学校の先生です(笑) ケンカになっても弱いと思いますし、なにより僕自身はまだ人を殺したこともないですから(笑)

――ライアンさんといえば、『新ビバリーヒルズ青春白書』シリーズの先生役も知られていますが、『ブラックリスト』でのトム役は大きなイメージチェンジになったのでは?

そうですね。随分とイメージは変わったと思います。どうしてもハリウッドでこういった仕事をしていると、最新の役柄のイメージで固定されてしまうんですよ。つまり今はこのトム・キーンとして見られているはずで、それはそれで有難いことですけどね。ただ、もちろんこれからも色々な役、違った役を演じていきたいと思っています。

――シーズン2で、トムが新たなスパイ活動をするために頭を剃るシーンがありましたが、あれはかなり衝撃的でした。

それまで頭を剃ったことがなかったので、僕自身もすごく楽しくて衝撃的な撮影でした。でも、シーズン3では髪の毛は元に戻っているので大丈夫です(笑)

――そこもシーズン3の見所かもしれませんね(笑)

そうですね(笑) もう少ししたらカツラを被るかもしれませんよ(笑)

――役柄のイメージというと、シーズン1のトムはメガネをかけていましたが、ライアンさんご自身は普段からメガネを使用されているのですか?

前はかけてました。でもレーシックの手術をしたので、今はメガネは要らないんです。実は、シーズン1の第1話でトムがかけていたメガネは僕の自前なんですよ。

――日本だとメガネをかけている男性は"メガネ男子"と呼ばれて女性にモテるんですよ(笑)

本当に? なら、日本に来られて嬉しいな(笑)

――本作は迫力あるアクションシーンも魅力ですが、アクションもご自身で演じているのですか?

基本的には全て自分でなるべく演じています。もちろん、製作側から禁止される場合もあります。本当に危険なシーンは俳優に絶対やらせてくれないんですよね。でも、通常の範囲内のアクションシーン、例えば走ったりジャンプしたりといった場面は自分で演じます。それと格闘シーンというのは振付ができていますので、全て自分でやりますね。

――格闘シーンも演じているなら、今後はアクションスターを目指したりも?

そうですね。ジェイソン・ボーンの映画などが好きなので、そういった作品にも出演できればと思っています。

――主役であるリズ役のメーガン・ブーンさん、レッド役のジェームズ・スペイダーさんとの共演はいかがですか?

長く仕事をすればするほど仲良くなってくるわけなんですけど、特にメーガンとは一緒のシーンが多いですからね。そういった意味でも、彼女とは親しい友人になりました。ともに仕事をしていてとても楽しいですし、互いを常にサポートしています。ジェームズに関しては、本当に経験豊富な大先輩なので学ぶことが沢山あります。

――ライアンさんが、ジェームズさんと初共演したシーンの撮影ですごくエキサイトしたというニュースは日本でも報じられましたよ。

シーズン1では、明らかにレッドがトムを信頼していないということが初めから描かれていましたが、やっぱりファンの方も、二人が初めて出会う時にはどんなことになるのだろうという期待感があったと思うんですよね。その期待感が僕たちにも移って、ジェームズと初めて一緒に撮影する時は、僕自身も本当にワクワクしました。シーズン3では、レッドとトムが顔を合わせる回数は多くはないのですが、これまでの色々な経緯がありますから、共演するシーンでは様々なことが起こりますよ。

――このシーズン3は、今までとは打って変わってリズとレッドの"逃亡劇"となりますが、注目すべき点は?

シーズン3の特徴を簡単に言うと、いろんな人がリズを捜し求めるという点になると思います。まず、リズの元相棒レスラー捜査官の率いるFBIが、彼女を逮捕しようと総力を挙げて追い求めます。シーズン2から登場する"結社"も、理由は謎として、彼女の息の根を止めようとします。そしてトムはリズを守るため、一生懸命に彼女を捜します。レッドが彼女を導いて一緒に逃げている中で、皆が彼女を追い求めているという点が注目すべきポイントですね。

――トムとリズの間にはこれまでに様々なことがありましたが、シーズン3での彼らはどのような関係になるのでしょう?

二人の関係は、取り巻く状況からすると、かなり難しいというのが現実だと思います。シーズン2でのトムとリズは、本当は一緒にいたいんだと感じ始めていました。それまでの偽りの暮らしから抜け出して、再び一緒になれるかもしれないと願い始めているんですよ。シーズン3では、リズは逃げなければならない立場なので、まず互いを物理的に捜し合います。そうやって、もしかしたら自分たちの関係は上手くいくかもしれないということをテストしているんです。ただ、そこにレッドの世界というのがあるんですよね。悲しいかな二人はその世界にいるわけで、そんな状況下で幸せに暮らすことは難しいわけです。果たして、シーズン3で二人の関係はどうなるのか?というのは大きな注目ポイントですね。

――それでは最後に、シーズン3の見所を教えてください。

シーズン3では、それまでおなじみのキャラクターたちの状況が変わってしまい、全く知らなかった面、新しい面をご覧いただけると思います。リズはFBI捜査官として悪人を追っていた立場から、追われる立場になってしまいます。レッドも追われる立場となり、全てを掌握していたはずが掌握しきれなくなるという全く違う状況に置かれます。レスラー捜査官もリーダーとしてFBIのチームを率いるようになります。そして、トムはリズを失いながらも、とにかく彼女を助けようとします。これまでとは全ての状況が変わってしまいます。ですから、それぞれのキャラクターが今までとは全く違う行動をしたり、考えられないような選択をしたりします。予想のつかない行動は僕も楽しみにしていますけど、ぜひ視聴者の方にもその点も楽しみにしてご覧いただければと思います。

『ブラックリスト シーズン3』
海外ドラマ専門チャンネル スーパー!ドラマTVにて1月26日(火)22:00 独占日本初放送!
【二カ国語版】毎週火曜 22:00ほか 【字幕版】毎週火曜 24:00ほか

 

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