日本でも有名な名作ドラマ『大草原の小さな家』が、米パラマウント・ピクチャーズにより映画化されることになった。米Varietyなどが報じている。
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米NBC製作で1974年から9シーズンにわたり放送された『大草原の小さな家』は、両親と三人姉妹の一家五人が西部開拓時代のアメリカでたくましく生きてゆく姿を描き、日本でも大好評を博した。新天地を求めてミネソタ州のウォルナットグローブにたどり着いたインガルス一家が、大自然の中でたくさんの困難に直面しながらも強く生きてゆく姿は多くの人々に愛された。
原作は、インガルス一家の次女ローラ・インガルス・ワイルダーが書いた半自叙伝的小説「大きな森の小さな家」シリーズ。そんな次女にドラマで扮したメリッサ・ギルバートはその演技が評価され、史上最年少でウォーク・オブ・フェイムにその名を刻み、ハリウッドの殿堂入りを果たした。農業をしながら家族を支えた一家の大黒柱、チャールズ・インガルスを演じたマイケル・ランドンは製作総指揮も務めており、作品全体の"父さん"であった。
そんな名作の映画化は実は一度、頓挫している。2012年にソニー・ピクチャーズが映画化の権利を獲得し、日本にゴスペルブームを巻き起こした映画『天使にラブソングを...』の製作総指揮を務めたスコット・ルーディンとともに企画を進めていたが、多額の費用がかかることが問題となり計画はストップ。昨年、権利は還されていたのだ。
そして今回、パラマウント・ピクチャーズが権利を獲得し、企画は再始動。『フルハウス』のオルセン姉妹の妹、エリザベス・オルセンが主演した映画『マーサ、あるいはマーシー・メイ』のショーン・ダ―キンが監督を務め、メリル・ストリープがアカデミー賞主演女優賞を受賞した『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』のアビ・モーガンが脚本を担当する。(海外ドラマNAVI)
Photo:ドラマ版『大草原の小さな家』
(C)Everett Collection/amanaimages