昨年、ブロードウェイミュージカル『王様と私』に主演し、日本人として初めてトニー賞ミュージカル部門主演男優賞にノミネートされる快挙を果たした渡辺謙。同役で再びブロードウェイにカムバックするはずだった彼は、胃ガンの治療のため登板日を延期することになっていたが、その復帰スケジュールが明らかとなった。
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米BROADWAY.COMによると、もともと渡辺は、3月1日(火)から4月17日(日)まで『王様と私』の王様役で出演する予定だったが、その開始が3月17日(木)に延期されたとのこと。この間は、2015年9月から同役を務めるホーン・リー(『ブラックリスト』)が続けて登板する。
マーガレット・ランドンによる「アンナとシャム王」を原作とした『王様と私』は、19世紀のバンコクを舞台に、タイ王国のモンクット王と彼の教育係を務めた英婦人アンナ・レオノーウェンズの交流が描かれる作品。
3月17日より登板する渡辺は、当初の予定通り4月17日まで出演し、4月19日(土)からは、フィリピン出身の舞台俳優ホセ・イラナが5月1日(日)まで後任を務める。そして5月3日(火)からは、大ヒットドラマ『LOST』のジン役で注目されたダニエル・デイ・キムが、王様役でブロードウェイデビューを飾り、8週間にわたって登板する予定だ。
世界を舞台に活躍する渡辺の一日も早い回復を祈りたい。『王様と私』は、ニューヨーク・リンカーン・センター内のヴィヴィアン・バーモント・シアターにて絶賛上演中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『王様と私』渡辺謙