『GOTHAM / ゴッサム』コーリー・マイケル・スミス(エドワード・ニグマ役)インタビュー

バットマン誕生前のゴッサムシティを描くドラマ『GOTHAM / ゴッサム』。なぜこの街はダークヒーローを必要としたのか? そのシーズン2がAXNにて2月29日(月)よりレギュラー放送開始となるのに合わせて、キャスト・スタッフのインタビューを6回にわたってお届け。

5回目に登場するのは、エドワード・ニグマを演じるコーリー・マイケル・スミス。「完全な敗者」であってもまだ悪役ではないという自身の役柄の行く末について語ってくれた。

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――前シーズン、あなたのキャラクターはダークな方向に向かっていました。そういったことは今シーズンも続いていくのでしょうか?

本質的には、あなたたちは完全な敗者であるエドワードを見ている。彼にとってうまくいっていることは何もない。ひどく傷つき、大きな不満を抱えて、手は血に染まっている。それでシーズン1の最後に、彼はちょっと爆発するんだ。彼は変わらないといけない。何か違うことにトライしないといけない。今シーズンの最初、彼はこの声と向き合わなければならなくなる。「コントロールしろ! 何かやれ! 決断を下せ!」と言っているこのもう一人の人間とね。そういったことに彼は合わせていかないといけないし、変化する必要があるんだ。だから僕にとっては、二人の謎の人物を演じるみたいな感じで、とてもエキサイティングではあるね。彼は新しいアイデンティティを見つけないといけない。今僕らがいるのはそういった段階で、まだ悪者にはなっていないよ。
エドワードに悪意はまだないんだ。ただハッピーになりたくて、人々に好かれたくて、友達が欲しくて、愛や敬意を求めているだけなんだよ。だからまだ善意に支えられている。でも彼はある程度パワーを手に入れないといけない。

――エドワードの恋愛対象となる人は登場しますか?

(クリステン・)クリングルはどこにも行っていないし、彼は彼女のためなら喜んで何でもするよ。物事は上向いている。もし彼が自分の分身に耳を傾けるならね。

 

――その分身は、最終的に彼をダークな道に進ませることになるのでしょうか?

それは間違いないね。他にどこに進める? この人間(分身)は、彼に自分のパワーを利用することを奨励するんだ。一度パワーを感じたら、一度自分が魅力的だと感じたら、そういったフィーリングにはとても中毒性がある。それがもっともっと欲しくなるんだ。みんなが知っているように、僕らがちょっと好きなそのリズムは、少し生意気なくそったれなんだよ。

――そうですね。

だから、最終的にはそこにたどり着かないといけないんだ。もし彼の身なりが良くなり始め、自分で何でもこなし、ルックスで注目を集め、ユーモアのセンスを磨いていくと、人々は実際に彼のことを可笑しくて好感が持てる人だと感じ、友達になりたくなるんだ。そういったことはちょっとエキサイティングで、「それをずっと続けるぞ」ってなるわけなんだよ。

――つまり彼は、そういった面を受け入れることで自信を持つわけですね?

そうなんだ。彼は嫌な印象を与える人じゃない。ただ、ぎこちなさや戸惑いをサランラップで包んでいるようなものなんだ。だから彼がそういったことを少しでもなくし、一呼吸し、自分自身を笑えるようになったら...。

――素晴らしいわけですね。

 

■放送情報
『GOTHAM / ゴッサム』シーズン2
AXNにて2月29日(月)22:00よりレギュラー放送スタート

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