文豪アレクサンドル・デュマの名作「三銃士」を新しい解釈のもとにドラマ化した、英BBCの『マスケティアーズ パリの四銃士』。世界180を超える国と地域で放送されている人気シリーズが、NHK総合テレビにて4月3日(日)よりスタートとなる。その放送に先駆けて今月2日(水)、渋谷のNHK放送センターで試写会イベントが行われ、ゲストとして声優の宮野真守(ダルタニアン役)、福田賢二(アトス役)、中村悠一(アラミス役)、三宅健太(ポルトス役)が登壇した。
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試写終了後に行われたトークイベントで、司会者から「日本声優界の四銃士の皆さんに集結して頂いた」と紹介されると、宮野は「声優界の四銃士です(笑)」と返して会場の笑いを誘った。デビューがNHKの海外ドラマ『私はケイトリン』で、NHK海外ドラマシリーズに参加するのは15年ぶりという彼は、自身が演じるダルタニアンについて、「若さゆえの激情や、その中にある正義に向かう真っ直ぐさが格好いいキャラクタ―です。銃士として見習いの段階なので、自分も吹替えながら一緒に成長したい」と意気込みを示している。
また「三銃士」といえば、「一人は皆のため、皆は一人のために」というフレーズがあるように、友情を描いた作品として知られているが、声優の彼らもチームワークはバッチリのようだ。中村が「声優4人のチームワークは、回を増すごとにどんどん上がってきてます」と語れば、三宅も「この4人はアニメーションでの共演が多くて、海外ドラマのレギュラーで会うというのは初めてなので、第1話のアフレコの時は恥ずかしいところを見せたくないなという緊張感もありました。最終的には和気あいあいとしてきましたけど、締める所は締めている現場です」と、ライバル心はありつつも良い雰囲気で一緒に仕事していることを明かしている。
そして本作の見所について聞かれると、「一話完結でゲストが登場してストーリーが展開される、とても見やすい作品です。それにより引き出される各キャラクターの過去やパーソナルな部分が注目ですね」と宮野。福田は「2話目以降で、四銃士以外の王宮側のドラマも動いて、周りのキャラが目立ってくるので、そこも楽しんで頂けると思います」と、四銃士以外のドラマにも言及した。
すでにシーズン3製作が決定している通り、人気とクオリティの高い本作。『マスケティアーズ』の中の四銃士同様、チームワークがバッチリの"声優界の四銃士"が吹替えることで、この春、注目の新ドラマとなるだろう。
歴史アドベンチャー『マスケティアーズ パリの四銃士』は、NHK総合テレビにて4月3日(日)23:00よりスタート。また、『放送直前スペシャル番組』が3月21日(月・祝)18:10より放送される。(海外ドラマNAVI)
Photo:福田賢二、中村悠一、宮野真守、三宅健太