『わたしはマララ』『ブリッジ・オブ・スパイ』...感動の実話作品が連続リリース

先日行われた第88回アカデミー賞授賞式で『レヴェナント:蘇えりし者』『スポットライト 世紀のスクープ』『マネー・ショート 華麗なる大逆転』といった作品が取り上げられたように、2016年は実話を基に製作された映画が立て続けに公開・リリースされている。その中でも、4月2日(土)よりDVDリリースとなる、強い信念を持って世界を変えようとする人物を描いた2本の実話映画を紹介したい。

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1作目は、ドキュメンタリー映画の『わたしはマララ』。2014年にノーベル平和賞を史上最年少となる17歳で受賞した少女、マララ・ユスフザイの生い立ちを描いている。美しいスワート渓谷で育ったマララは、銃ではなく言葉を武器に「女子が教育を受ける権利」を、タリバンからの不条理な暴力にも屈することなく、今もなお世界中に訴えかけている。そうやって海外を飛び回り演説活動をする一方、家に戻れば家族から愛され、ブラッド・ピットやロジャー・フェデラーが好きな普通の女の子。『不都合な真実』でアカデミー賞を受賞したデイヴィス・グッゲンハイム監督が、18ヵ月以上の密着取材を経て完成させた本作を見て、マララが伝えたい想いに耳を傾けてみてはいかがだろうか。

そして2作目は、トム・ハンクス主演最新作の『ブリッジ・オブ・スパイ』。巨匠スティーヴン・スピルバーグとトムの4度目のタッグとなる本作は、米ソ冷戦下でスパイ交換の任務を負った弁護士を主人公にしたサスペンスドラマ。FBIに捕まったロシアのスパイを弁護することになったジェームズ・ドノヴァン(トム・ハンクス)は、周囲から非難を浴びせられながらも、弁護士としての職務を全うし死刑を回避させる。その5年後、スパイとしてロシアに拘束された米軍パイロットとの"スパイの交換"を果たすため、交渉人として東ベルリンへ向かうドノヴァン。平凡な人生を歩んできた一人の男が、戦争勃発の緊張の中、信念をもって任務を全うしようとする姿を力強く描いている。ロシア人スパイを演じたマーク・ライランスは、本作の演技でアカデミー賞助演男優賞を受賞した。

どちらも、実話だからこそ人の心を強く動かす作品だ。アカデミー賞やBAFTA(英国アカデミー賞)、ゴールデン・グローブ賞で評価された感動作をぜひその目で確かめてほしい。

<商品情報>
■『わたしはマララ』
・セル...4月2日(土)発売
DVD 3,800円+税
・レンタル...4月2日(土)開始
・デジタル...3月9日(水)先行デジタル配信開始
発売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン

■『ブリッジ・オブ・スパイ』
・セル...5月3日(火)発売
2枚組ブルーレイ&DVD〔初回生産限定〕 3,990円+税
・レンタル...5月3日(火)開始
発売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン

(海外ドラマNAVI)

Photo:
『わたしはマララ』 (C)2016 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
『ブリッジ・オブ・スパイ』 (C)2016 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.