『ゲーム・オブ・スローンズ』キャストが難民支援キャンペーン開始

米HBOの大人気ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のキャストが、現在深刻になっている難民問題を支援するキャンペーンを開始した。米音楽雑誌Rolling Stoneが伝えている。

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米HBOと『ゲーム・オブ・スローンズ』のキャストは、非営利団体IRCと組み、世界的に広がっている難民危機のための募金活動を始めることを発表。キャストの数人がYouTubeに投稿した動画に登場し、シリアやイラク、レバノン、ヨルダン、トルコ、セルビア、ギリシャにいる約1600万人の難民を助けるために寄付を求める「Rescue Has No Boundaries」キャンペーンを呼びかけている。

動画は、サーセイ・バラシオン役のレナ・ヘディが「大規模な脱出。数百万人が戦争や飢餓、国の破壊から逃げるために移動しています」と語りかけるところから始まる。続けて、「これは、フィクションでもファンタジーでもありません。1600万の人々が世界中に追い出されているのです。毎月、何十万もの人々が自分たちの国から逃れようとしています。生きるためにもがいている難民、家族、子どもたち。今、最も危険な旅という現実の中にいる人々。あなたは、あなたの人生、あなたの家族を守るために何をしますか? あなたは助けることができます」と、ニコライ・コスター=ワルドー(ジェイミー・ラニスター役)や、リーアム・カニンガム(ダヴォス・シーワース役)、メイジー・ウィリアムズ(アリア・スターク役)、ソフィー・ターナー(サンサ・スターク役)ら12人のキャストが続けて語りかける。キャンペーンサイトには、「毎日、毎時間、平均50のシリア人家族が強制的に家から追い出されている」と記されている。

寄付はキャンペーンサイトから行える。募金した人の中から、『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン6のプレミアに参加する権利が当たるという。また、一定額を寄付する代わりに、番組特製Tシャツ、アリア・スタークの剣のレプリカ、サイン入りシーズン5のポスターなどが貰える。キャンペーンの目標額は100万ドル(約1億円)だという。

『ゲーム・オブ・スローンズ 第六章:冬の狂風』は、米HBOにて4月24日にスタート、日本ではスターチャンネルにて4月25日(月)10:00より放送となる。また、第一章から第六章までのすべてがスターチャンネルでオンデマンド配信されることも決定している。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ゲーム・オブ・スローンズ 第六章:冬の狂風』
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