19世紀末、ヴィクトリア朝時代のロンドンを舞台に、ドラキュラやフランケンシュタイン博士、ドリアン・グレイなど歴代のホラー小説から生まれたキャラクターたちが大集合するという設定が斬新な『ナイトメア~血塗られた秘密~』。第1シーズンのフィナーレでは、マルコム卿が魔物と化した娘ミーナを自ら撃ち殺し、曲芸撃ちのイーサンがまさかの狼男に変身! 続く第2シーズンの放送が、いよいよ4月2日(土)にWOWOWでスタートします。
そこで今回は、ヴァネッサ、フランケンシュタイン博士、リリー(故・ブローナ・クロフト)、ドリアンの吹替を担当するボイスキャスト4名による座談会形式のインタビューを実施。ドラマの見どころやアフレコ現場の様子などをたっぷりとうかがってきました!
ヴァネッサ役:木下紗華さん
フランケンシュタイン博士役:川島得愛さん
リリー(故・ブローナ・クロフト)役:佐古真弓さん
ドリアン役:平川大輔さん
(以下敬称略)
――第2シーズンの放送が待ち遠しい『ナイトメア~血塗られた秘密~』ですが、ズバリ作品の魅力を教えてください!
木下:19世紀のロンドンを舞台に、怪奇現象や耽美的な世界が惜しみなく描かれています。エロティックなシーンもグロテスクなシーンも、放送禁止ギリギリのレベル。それを怖がらずに前面に押し出している、まさにオトナ向けの作品ですね。とてもTVドラマとは思えないクオリティーです。
佐古:そうなんです! 踏み込んだ表現に挑戦している作品です。ゴシックをテーマにした海外ドラマはほかにもありますが、ホラーの要素もエロチシズムの要素も満載で、なおかつ複雑に絡み合う人間模様の描き方が絶妙! 私たち吹替キャストも、「え!? こういう展開なの!?」と、収録のたびに驚かされることもしばしばです。登場人物たちが背負っている悲しみにも惹かれますね。それが、この作品により一層深みを与えていると思います。
平川:この作品の大前提に、ドラキュラやフランケンシュタイン、ドリアン・グレイなど歴代のホラー小説のキャラクターたちが、同じ時代の同じ場所で一堂に会するという特殊な設定があります。マーベルキャラクター大集合の「アベンジャーズ」のホラー版とでも言いましょうか(笑)、これまでありそうでなかった切り口ですよね。「怪物たちがみんな集まっちゃいました! さあ、どうなるでしょう!?」みたいな(笑)。キャラクター同士の組み合わせでどんな化学反応が起こるか、それを想像しながら見るのも楽しい! キャラクター同士のコラボレーションの醍醐味、これがこの作品の大きな魅力の一つだと思います。
川島:3人がすべて語ってくれたので、僕が言うことはないです(笑)
一堂:(笑)
川島:付け加えるなら、力のある俳優が勢揃いしている点もポイントですね。数多くある海外ドラマの中でもトップクラスでしょう。19世紀当時の世界観を緻密に表現しているところも秀逸です。小道具やセット、映像もとっても美しい。ほかの海外ドラマと比べて多額の製作費がかかっているのは間違いないです。ドリアンの家の中のシーン一つを取ってみても、絵画や小物なんかがものすごく凝っているんです。残虐なシーンですら、血しぶきの描き方が芸術的だったり。ストーリーだけでなく、見せ方にもとことんこだわっている作品ですね。
――やはり『ナイトメア~血塗られた秘密~』は、海外ドラマの中でもかなり挑戦的な作品と言えますか?
木下:エロティックさもグロテスクさも、ドラマとしては相当なレベルでしょうね。
佐古:向こうの役者さんの体当たりの演技も、相当なレベルですし!
川島:グロテスクで尖ったドラマはほかにもあるかもしれませんが、『ナイトメア~血塗られた秘密~』は、その中にも丸みがあるというか、柔らかい部分も持ち合わせている不思議な作品だと思います。
平川:見ていられなくて目をそむけちゃう、というタイプのものとはちょっと違いますよね。
川島:とにかく映像がきれいだから。
平川:とは言え、シーンごとに切り取ってみると、かなりセンセーショナルだけど(笑)。「うわーっ!」って叫びたくなるようなシーンもありますし。それでも、見ているうちに引き込まれてしまうんです。
――第2シーズンはどんな展開が待っているのでしょうか?
木下:第1シーズンは、キャラクターの紹介の要素が多かったんですが、第2シーズンは、さらにそれぞれのキャラクターの過去や人間性が掘り下げられます。それが大きな見どころになっていますね。
佐古:キャラクター同士の関係性も変わってきます。第1シーズンにも登場していたイヴリンが魔女としてストーリーの中心に食い込んできたり、彼女の娘のヘカテーが新登場したり。個々のキャラクターの変態ぶりもスケールアップします(笑)。
木下:そう、"変態ぶり"はこのドラマのキーワードですね。吹替キャストたちも、自分が演じるキャラクターの変態ぶりを極めていこうと闘ってます(笑)。
平川:第2シーズンには、ドリアンの新たなお相手も登場するんですが、これがまたなかなかの変態ぶりで(笑)。
川島:でも、変態度で言ったらやっぱりドリアンがナンバーワンでしょ(笑)。
平川:うん、たしかにドリアンは"変態の幅"が広い(笑)。
木下:第1シーズンでは、イーサンとの男同士のラブシーンもありましたよね(笑)。
平川:性別の垣根を越え、ドリアンは第2シーズンもがんばります(笑)。
木下:そうそう、娼婦のブローナは第2シーズンでは人造人間のリリーに生まれ変わっちゃうんですよね。
佐古:人間から人造人間へ! ここまで変貌を遂げるキャラクターを演じるのは私も初めてです(笑)。第2シーズンは、彼女とフランケンシュタイン博士の関係にも注目です。それに、マルコム卿のキャラクターの変化や、徐々に明らかになるイーサンの秘密も!
平川:第2シーズンでは、イーサンをはじめキャラクターの秘密が徐々に明かされていきます。でも、誰一人本心をさらそうとしないんですよ。現在、シーズン終盤のアフレコ収録にさしかかっているんですが、少なくとも現時点では誰も腹の底にあるものを吐き出していないですね。しかも、大きく予想を裏切られる展開もあるので、ますます惹き付けられます。
佐古:そう! 1話ごとのストーリーの密度が濃いので、1話も逃さずに見ていただきたいです。
――それぞれの、役作りについても教えてください!
木下:ヴァネッサ役のエヴァ・グリーン、本当に尊敬する女優さんです。第1シーズンの魔物に取り憑かれたシーンに代表されるように、あそこまで全身全霊で演じ切ることができる方はなかなかいないと思います。私も負けないように頑張っていますが......。
平川:ヴァネッサと同じ顔をして演じてますよね。白目をむいて(笑)。
木下:そう白目で、頭を振りながら! というのは冗談です(笑)。なるべく、エヴァ・グリーンの演技の邪魔にならないよう心がけていますが、たとえば悪魔語のようなカタカナのセリフは大変です。エヴァ・グリーンはあの難解な言葉を暗記して演じているのに対し、私はカタカナで書かれたセリフを読みながら演じているので、極力"読んでいる"感じにならないよう注意しています。
佐古:ブローナあらため人造人間のリリーは、まるで産まれたばかりの赤ちゃんのようにまっさらな状態で目覚めるんです。ですので、第1シーズンの娼婦ブローナのキャラクターはいったん忘れることにしました。リリー役のビリー・パイパーは、妖艶な表情も少女のような表情もできる素敵な女優さんなので、彼女の雰囲気を壊さない演技を第一に考えています。
川島:フランケンシュタインはとてもネームバリューがあるキャラクター。つぎはぎだらけのごつい怪物というイメージがありますが、原作の小説を読めば分かるように、本当は怪物を作った博士がフランケンシュタインであり、ドラマの中の彼もごついどころか繊細なイメージです。第1シーズンでは、彼の神経質さをうまく声で表現したいというアプローチから入りました。また、これまで自分が演じてきたのとは違うキャラクターに仕上げたいという個人的な目標を持っていたので、かっちりと説得力のある表現ができなくても、多少セリフが聞き取りづらく流れても、彼の神経質さを抽出することに重きを置いたんです。若さゆえの熱意や、人造人間を作りたいという野望を抱きつつも、どこか他人を信用できずに距離を置くという神経質さ、その表現ですね。そのうち、周りのキャラクターとの人間関係や、彼自身のバックボーンが見えてきて、今はスッと収録に臨めるようになりました。結局、第1シーズンではブローナを自分の手で殺め、彼女を人造人間のリリーにするところから第2シーズンが始まるわけですが、そんな彼女との関係、さらには自分が最初に作った人造人間クリーチャーとの関係の変化を通して、彼も改めて人間関係を学んでいる最中。フランケンシュタイン博士を演じているハリー・トレッダウェイ自身も、第2シーズンでは新たな表情を見せているので、僕も意識を変えながら取り組んでいます。
平川:ドリアン・グレイはオスカー・ワイルドの小説の主人公。実態は肖像画で歳を取ることがないというキャラクターです。第1シーズンでは、ヴァネッサとの絡みが中心で、彼女との会話は詩的に紡ぎ出した言葉の連続。どこか感情がこもっていない印象で、彼女との会話が成立しているのか、ドリアン自身の中だけで完結しているのか、なんとも微妙な感じでした。ドリアン役のリーヴ・カーニーが意図的にそのような芝居をしているように見えたので、その特徴的なセリフ回しを表現したいなと思って演じてきました。ヴァネッサに対しては、どちらかと言えば追いかける側の立場にいたドリアンですが、第2シーズンで登場する新たなキャラクターに対しては自分の方が追われる立場だと感じているのか、口調に変化が出てきたんです。自分がイニシアチブを取れる相手、取れない相手との接し方の違いを、これまでのドリアンらしいセリフ回しにどのくらい混ぜていこうか、映像とにらめっこしながら模索しています。
――これまでで印象的なシーンがあったら教えてください!
佐古:やはり、第1シーズンの第7話で、ヴァネッサの額にメダルを押しつけるイーサンとヴァネッサ自身が呪文を唱えて悪魔払いをするシーンですね。
木下:呪文も叫び声もちゃんと吹き替えました(笑)。
平川:あれは、本当に細部までよく拾ってアテてた!
木下:あのときは、最初から最後まで全力疾走でとことん憔悴しました(笑)。普段は知的でミステリアスなヴァネッサがあそこまで豹変して苦しむわけですから、アテている私も汗ダラダラでした。あれがこれまでで最高に頑張ったシーンであることは間違いないですが、個人的に好きなのはドリアンとのシーンですね。たとえば温室での2人の会話は、まるで歌っているかのような美しさで。第2シーズンでは、そんなドリアンとの絡みが減ってしまって寂しいです。
平川:僕(ドリアン)をフッたからだよ(笑)。
木下:まあ、まあ(笑)。第2シーズンでは、ドリアンに代わってクリーチャーとの美しい会話のシーンがあります。彼も詩的な部分を持っているキャラクターなので、2人の組み合わせはとても興味深いです。
佐古:私もヴァネッサとクリーチャーのシーン、好き!
木下:映像は暗いんですが、どこか温かみがあって。古典のワンシーンを見ているような気持ちになります。
佐古:第1シーズンの第4話、イーサンと結ばれたブローナ(リリー)が娼婦になった経緯に触れるシーンはよく覚えています。自分の過去を自虐的に語る彼女を、イーサンがしっかりと包み込んで受け止めてくれたのが印象的で。でも、ブローナはきっと幸せにはなれないんだろうな......とどこかで感じてました。実際に、ブローナは死んじゃったというか、フランケンシュタイン博士に殺されちゃいましたね(笑)。
川島:あれは寿命だよ(笑)。
佐古:寿命ですか!? まあ、寿命を縮められちゃったのは事実ですよね(笑)。
川島:僕が映像として印象に残っているのは、第1シーズンの第2話。2代目人造人間プロテウスの体を突き破って、初代人造人間クリーチャーが登場するシーンですね。ほかには、フランケンシュタインが本来ウマの合わないはずのイーサンから射撃を教えてもらうシーンも好きでした。
平川:ドリアンは露出度が高いキャラクター。彼が脱ぐシーンでは、いつもきれいな体をしているなと感心してしまいます(笑)。イーサンとのラブシーンも衝撃的でしたね(笑)。
木下:ドリアンには、性別を問わず相手を夢中にさせる説得力があるんですよね。
平川:ネタバレになるので多くは語れませんが、第2シーズンのお気に入りは、ある目的でヴァネッサとフランケンシュタインが買い物に出かけるシーン。そのときに見せる、ヴァネッサの屈託のない笑顔がものすごくチャーミングでした。みなさんも楽しみにしていてください!
――お気に入りのキャラクターはいますか?
木下:それぞれキャラが濃いので、お気に入りを選ぶのは難しいですね。一番感情移入したキャラクターで言うなら、第1シーズンのブローナ(リリー)ですね。第1シーズンでは人造人間じゃなく歴とした"人間"だったので(笑)、共感する部分は多かったです。それから、クリーチャーが思いを寄せる女優の前に化粧をして現れるシーンはすごく切なくて、彼には幸せになってほしいと願わずにはいられなかったですね。
川島:確かにクリーチャーはかわいそうですよね。
平川:フランケンシュタイン、クリーチャーを作った張本人じゃないですか! 罪作りな男ですね(笑)。
川島:僕はドリアンにも惹かれますね。自分が良しとするものは、たとえそれが他人から疎まれるようなものであっても断固として支持する彼の哲学は、見習いたいとさえ思います。何に対しても自分なりの公平な目線を持っていますし。さすが長生きしているだけあるなと思いますね(笑)。
平川:そうそう! ドリアンって見た目は若いけれど、本当は一番の長寿ですから(笑)。個人的には、このドラマの中に共感できるキャラクターはいないですが(笑)、しいて挙げるならフランケンシュタイン博士かな。女の子に興味があっても声をかけられない思春期男子のような彼の一面に、ノスタルジーを感じますね(笑)。人付き合いの下手なフランケンシュタイン博士が、人とのつながりを求めながらも、決して人とつながることのできないクリーチャーを生み出したという、奇妙な"親子関係"も面白いと思います。
――アフレコ現場の雰囲気はいかがですか?
木下:明るい現場ですね。いつも笑いが絶えません。テスト収録では、みんなのツッコミがすごいんです。
平川:一番のツッコミ担当は、イーサン役の内田夕夜さんですね。
木下:キャラに対するツッコミが、回を追うごとに激しくなっています(笑)。
平川:作品はダークなのに、こんなに大笑いしていていいのかと思うんですが、「はい、本番!」と言われた瞬間に、みんなスッと本気モードに変わるのがすごいですね。
木下:大笑いと言えば、先週の収録でちょっとした事件がありまして......。マルコム卿役の石塚運昇さんの想像をはるかに超えた演技に圧倒されて、というか大笑いしそうになって、自分のセリフが言えなくなってしまったんです(笑)。みんな、必至で笑いをこらえているのが、空気の揺れで分かるほどでした!
平川:ベテランの凄さを思い知らされましたよね(笑)。
木下:さすがにディレクターも「少しこっちの世界に戻ってきてくれる?」と運昇さんに指示を出してました(笑)。実際のオンエアでは、マックスの20%くらいをカットしたバージョンが採用されてます(笑)。
佐古:とは言え、実際のオンエアでも「どうしちゃった!?」ってビックリしていただけるレベルだと思います。
木下:家に帰っても思い出し笑いしちゃうくらいのインパクトでしたから(笑)。
佐古:ヴァネッサとイヴリンの悪魔語の掛け合いシーンに一発でOKが出たときも盛り上がりましたね。みんな拍手喝采でした。そもそも、ヴァネッサ役の紗華ちゃん、イヴリン役の佐藤しのぶさん、お二人ともいつもほとんど一発OKなんですけど。
木下:しのぶさん、いつも完璧に準備して収録に臨まれているので、私に課せられたハードルもどんどん上がってます(笑)。
平川:悪魔語のシーンについては、テストの段階から録音を始めてるんですよ。だいたい、そのテスト時の録音で一発OKですね。ときにはNGが出ることもあるんですが、セリフがうまくしゃべれていないからではなくて、こなれ過ぎていてセリフが早上がりになってしまっているのが理由だったり。どれだけ練習してるんだろう?と感心しますね。もし、自分に悪魔語のセリフをしゃべる日が来たらと思うと、それこそ"ナイトメア(悪夢)"ですよ(笑)。マルコム卿役の運昇さんも、「僕はやらない! どうしてもの場合は原音語を使ってもらう!」と言い張ってました(笑)。
木下:翻訳の方が一生懸命起こしてくださったカタカナに助けられていますが、自分でも繰り返し映像を見て、ヴァネッサの口の動きや細かな声を確認しながら練習を重ねています。悪魔語は架空の言葉で正解というものがないですから、英語やフランス語、ドイツ語など既存の原語をしゃべるより難しいですね。ヘカテー役の下山田綾華ちゃんも、台本に悪魔語のセリフがあるとガックリきてます(笑)。でも、彼女も一生懸命練習してくるので一発OKがほとんどですね。
――最後に、第2シーズンの注目ポイントと、海外ドラマファンへのメッセージをお願いします!
木下:第2シーズンではそれぞれのキャラクターが掘り下げられ、キャラクター同士の関係性も変わってきます。人間模様が、とにかく大きな見どころですね。吹替版では、悪魔語のカタカナのセリフをはじめ、細かなところも徹底的に拾って声をアテています。そんなアフレコ現場の生身の空気を感じ取りながら、字幕版とは一味違う吹替版ならではの魅力を発見してもらえたら嬉しいです。
佐古:人間関係はより複雑になり、キャラクターの過去も徐々に明らかになっていきます。やはりそこは大きな見どころですね。個人的には、衣装にも注目していただきたいです。見ているだけで楽しいんです。ヴァネッサもリリーもイヴリンも、女性キャラクターが毎回素敵なドレスを着こなしています。衣装だけでなくセットや小道具も、当時の世界観を細部まで忠実に表現しています。ドラマというより映画並みのクオリティーです。第1シーズンに輪をかけて映像も美しくなっていますので、視覚でも大いに楽しんでいただけたらと思います。
川島:第1シーズンでは、失踪した娘を救うというマルコム卿の目的がストーリーの軸で、その目的のためにヴァネッサやイーサン、フランケンシュタイン博士が集められるという設定でしたが、第2シーズンではヴァネッサの物語が一つの軸になっています。彼女の数奇な生き様が明らかにされるにつれ、リリーの存在によりフランケンシュタイン博士にも変化のときが訪れ、ドリアン絡みで新たなキャラクターも登場します。すでに現地での製作が決定している第3シーズンに向け、より広がりを見せるのがこの第2シーズンだと思いますので、ぜひ楽しんでください。吹替ファンのみなさんに喜んでいただけるよう、僕ら吹替キャストもがんばっています!
平川:第1シーズンでは描かれなかった、あるいはあえて描かなかったキャラクターたちの側面が、第2シーズンではさまざまな方向から見られる仕掛けになっています。それを存分に楽しんでいただきたいのと同時に、映像に隠されたヒントを探しながら見ていただくのも面白いだろうなと思います。向こうの役者さんのセリフ以外の表情の演技が伏線になっていることもあるので、何度か見返していただくと新しい発見が得られるはずです。一度ではなく、何度も見ていただけたら嬉しいです。
――みなさん、ありがとうございました! 第2シーズンは映像に隠された伏線ももりだくさんとのこと。映像に集中するなら、吹替版を見ない手はないです! 吹替キャストをはじめとする日本語版制作陣の努力と挑戦もぎっしりと詰まった第2シーズン、どうぞお見逃しなく!
『ナイトメア2~血塗られた秘密~』<放送情報>
4月2日(土)スタート(全10話)[第1話無料放送]WOWOWプライム
毎週土曜 夜 0:00[二]
毎週水曜 夜11:00[字]
番組サイトはこちらから
Photo:Penny Dreadful (c) Showtime Networks Inc. All rights reserved.
ヴァネッサ役:木下紗華さん
フランケンシュタイン博士役:川島得愛さん
リリー(故・ブローナ・クロフト)役:佐古真弓さん
ドリアン役:平川大輔さん