『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で新ヒロインのレイを演じて一躍有名となったデイジー・リドリーが、人気アクションゲーム「トゥームレイダー」の映画化で主人公ララ・クロフト役の候補になり、『〜フォースの覚醒』の共演者ジョン・ボイエガもデイジーを応援していたことはすでにお伝えした通り。しかし、ララ役は他の女優にさらわれてしまったようだ。米Varietyなど複数のメディアが、同役のキャスティングが決定したと報じている。
ララ役に決まったと報じられているのは、『リリーのすべて』で本年度のアカデミー賞助演女優賞を獲得したアリシア・ヴィカンダー。Varietyの情報源によれば、デイジーも検討されたものの、第一候補は最初からアリシアだったという。
「トゥームレイダー」は、世界中で20年にわたりヒットしているゲームシリーズ。主人公のララは、世界中を股にかけて冒険をする英国人の女性考古学者という設定で、2000年代にアンジェリーナ・ジョリー主演で製作された2本の映画は全世界で4億3000万ドル超の興行収入を記録していた。新たな映画化では、2013年発売のゲームにヒントを得て、ララが初めての大きな冒険に乗り出す様を描くという。監督を務めるのは、ノルウェー出身のローアル・ユートハウグ(『エスケープ 暗黒の狩人と逃亡者』)。
『リリーのすべて』にて、世界で初めて性別適合手術を受けることを決断する夫(エディ・レッドメイン)を支え続けた妻を演じてオスカーを獲得したアリシア。アカデミー賞2部門受賞のSF映画『エクス・マキナ』でも印象的な演技を披露していた彼女は、新作が目白押しの状態となっており、マット・デイモンが復帰した『ジェイソン・ボーン』新作や、ベストセラー小説を映画化した『Tulip Fever(原題)』、ヴィム・ヴェンダース監督の『Submergence(原題)』、マイケル・ファスベンダー共演の『The Light Between Oceans(原題)』などが待機している。(海外ドラマNAVI)
Photo:アリシア・ヴィカンダー(『リリーのすべて』)
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