シーズン更新が決まらない『SUPERGIRL』、予算削減と放送局の変更が検討中?

米CBSでシーズン1が先月終了した『SUPERGIRL/スーパーガール』。だが、なかなかシーズン2の制作決定が下りず、ファンをやきもきさせている。その本作の現状が報じられた。

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米The Wrapが関係筋から得た情報によると、CBSは本作の放送を継続したいという意向だが、ライセンス料は新作としては破格に高く、一話につき約300万ドルの制作費がかかっている。盛大なプロモーションを行った昨年10月のプレミア回は、視聴者数1300万人を記録したが、シーズン1の終わりまでにおよそ半数にまで減少。その視聴成績にコストが見合わないため、CBSは制作スタジオのワーナー・ブラザースと交渉の真っ最中だという。

CBSは放送局の変更も考えている。『THE FLASH/フラッシュ』などのアメコミ・ドラマが人気を集め、若い視聴者が多い米CWに番組を移す可能性を検討しているというのだ。CBSとワーナー・ブラザースの合弁企業であるCWにおいて、CBSのレスリー・ムーンヴェス社長は番組編成の責任者も務めている。しかし放送局がCWになると、予算の大幅削減は避けられないと見られている。

さらに後日、米Deadlineが報じたところによると、ワーナー・ブラザースは制作費を抑えるために、撮影地を現在のロサンゼルスからカナダのバンクーバー市へ移すことを真剣に検討しているとのこと。

秋の放送スケジュールは来週発表される。CBSでの放送継続か、局の変更か、それとも最悪、打ち切りか...。CBSとワーナー・ブラザースがどのような結論を下すのかが注目される。(海外ドラマNAVI)

Photo:『SUPERGIRL/スーパーガール』
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