『メンタリスト』打ち切りの理由は?キャストはその後、何してる?

2008年より7シーズンに渡って放送された米CBSの大人気クライム・サスペンス『メンタリスト』は、2015年に惜しまれつつもその幕を閉じた。そんな本作で活躍した俳優たちの現在の様子を追ってみよう。

『メンタリスト』ってどんなドラマ?

『メンタリスト』概要

卓越した観察眼と推理力を持ち、かつては売れっ子霊能力者として活躍していた“メンタリスト”のパトリック・ジェーン。連続殺人鬼レッド・ジョンに妻子を殺害された彼は、レッド・ジョンを捕らえるために犯罪コンサルタントとしてCBI(カリフォルニア州捜査局)に加わることに。犯罪者の心を見抜いて、型破りな方法で数々の凶悪事件の真相を暴いていく。

人の心を巧みに操る犯罪心理のスペシャリスト、パトリック・ジェーンを演じるのは『堕ちた弁護士 ―ニック・フォーリンー』でも主演を務め、大人気映画『プラダを着た悪魔』では色男クリスチャンを演じたサイモン・ベイカー。本作での演技を高く評価され、ゴールデン・グローブ賞、エミー賞、SAG(全米映画俳優組合)賞などにノミネートされた。

打ち切りの理由は?

大人気シリーズとして多くの人に愛された本作だが、2015年にシーズン7をもって打ち切りに。理由としては、「視聴率の低迷」、「キャストのギャラの高騰」、「主演サイモン・ベイカーの出演契約満了」などが大きいようだ。

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あの人は今…?『メンタリスト』キャストの動向をウォッチ

パトリック・ジェーン役(サイモン・ベイカー)


1970年7月30日生まれ(オーバー50歳…見えない!)オーストラリア出身のサイモン。アメリカ人のパトリックを演じていた本シリーズ卒業後は、TV業界からは少し離れている。

初監督・製作・脚本・主演を務める映画『ブレス あの波の向こうへ』が2018年に地元オーストラリアで公開に(日本では2019年7月に公開)。本作は、サイモンと同じく豪出身の作家、ティム・ウィントンが2008年に発表した同名小説を映画化したもの。オーストラリアを舞台に、サーフィンを通じて語られる少年の物語だ。

また、『SEX AND THE CITY』のサラ・ジェシカ・パーカーや『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズのレニー・ゼルウィガー、『シカゴ・ファイア』のテイラー・キニーら豪華キャストと共演する映画『私のニューヨーク』では、ニューヨークを舞台に脳腫瘍を患う女性(サラ)との大人の恋愛模様を繰り広げている。

最近の出演作は2022年6月に公開された映画『Blaze(原題)』。凶悪犯罪を目撃してしまった少女が、自身の空想を膨らませていくことで救いを見出していく姿が描かれ、サイモンは少女の父親を演じる。

プライベートでは、女優で妻のレベッカ・リグ(『メンタリスト』シーズン1へのゲスト出演の経験もあり!)と3人の子どもに囲まれて幸せな生活を送っていたが、結婚29年目にして離婚。その後、新恋人と過ごす姿もキャッチされているが、どうやらその女性ともすでにお別れしたよう。とはいえ、フェロモン全開のモテ男のこと、デートのお相手に困ることはないだろう。

ちなみに、サイモンの長女ステラ・ブリーズ・ベイカーは、女優として活躍している。

テレサ・リズボン役(ロビン・タニー)

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『メンタリスト』終了後、Netflixオリジナルシリーズ『LOVE ラブ』『欲望は止まらない!』などへのゲスト出演を続けていたロビンは、米ABCの新作ドラマ『The Fix(原題)』で主演を務めた。本作は、O・J・シンプソン事件の主席検察官だったマーシャ・クラークが、『The 100/ハンドレッド』『ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間』などを手がけたエリザベス・クラフト、サラ・フェインと共に手がけた法廷ドラマ。ロビンは、国民を騒然とさせた裁判を担当した"できる女性"の主任検事マヤ・トラヴィス役を演じている。『メンタリスト』の時より少し痩せたかなという印象の本作では、テレサ役とはまた違った意志の強い飾らない魅力のある女性を演じている。

離婚歴のあるロビンだが、現在はパートナーであるインテリア・デザイナー、ニッキー・マーメットとの間にオスカー君とコレットちゃんがおり、私生活も順調なようだ。

ティム・ハンター監督(『ツイン・ピークス』)が手掛ける2018年公開のサスペンス映画『ダークサイド』では、ニコラス・ケイジ(『リービング・ラスベガス』)と夫婦を演じており、こちらも注目だ。

キンブル・チョウ役(ティム・カン)


クールで真面目なアジア系のチョウ捜査官を演じた韓国系アメリカ人のティムは、なんと26歳まではサンフランコに住む普通のサラリーマンだったという経歴の持ち主。興味本位で受けた演技講座をきっかけに、仕事を辞めハーバード大学のシアタートレーニングに入学。その後出演した同作で一気にブレイクした。

シリーズ終了後は、『クリミナル・マインド FBI行動分析課』『アメリカン・ホラー・ストーリー:カルト』『リーサル・ウェポン』『マダム・セクレタリー』といった人気作でのゲスト出演をこなす。また、『マーベル クローク&ダガー』には複数話に渡り出演。『私立探偵マグナム』の2018年リブート版で、現在米国で大ヒット中の『私立探偵マグナム』では、マグナムのことが嫌いなのに、いざという時には助けに向かうホノルル警察ゴードン・カツモト役でレギュラー出演している。

テコンドーの黒帯を持つティムは、俳優のジーナ・メイ(『ドルフ・ラングレン ガーディアン』)との間に、一人娘がいる。『メンタリスト』の初期2009年に生まれた娘の出産に立ち会うため、プロデューサーに事前に告げ、撮影を抜けたことも以前語っていた。警察官を演じることが多いようだが、これからも様々な役での活躍が期待できそうだ。

ウェイン・リグスビー役(オウェイン・イオマン)

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放火犯罪に強いウェイン・リグスビー捜査官を演じたオウェインは、英国ウェールズ出身。同国で英文学の修士を取得、そのまま博士号に進もうとしていたが、演技の道を専攻して現在に至る。『サブリナ:ダーク・アドベンチャー』でヒルダを演じる俳優のルーシー・デイヴィスと結婚していたが、離婚。現在はジュエリー・デザイナーの女性と結婚しており、娘が一人いる。

オウェインは『メンタリスト』後、『ブラックリスト』『SUPERGIRL/スーパーガール』『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』などでゲスト出演をしている。

また、2014年から4シーズン続いた1700年代後半のアメリカ独立戦争が舞台のスパイドラマ『TURN: Washington"s Spies(原題)』では、シーズン2からファイナルシーズンまで、ロバード・タウンゼンドという実在したスパイを演じていた。

映画業界にも進出しており、ケイティ・ホームズ(『ドーソンズ・クリーク』)主演作『ザ・ボーイ ~残虐人形遊戯~』や、サスペンスアクション『SAS: 反逆のブラックスワン』、コメディ映画『Save the Cinema(原題)』などにも出演しており、活躍の場を広げている。

グレース・ヴァンペルト役(アマンダ・リゲッティ)


CBI捜査官グレース・ヴァンペルトを演じたアマンダは、15歳の時にモデルデビューし、TV業界では1995年から子役として活躍してきたベテランだ。本作終了後は、『LOST』のソーヤーことジョシュ・ホロウェイが主演するアクションドラマ『COLONY/コロニー』で、マディ・ケナーを演じた。

私生活では2006年に映画監督のジョーダン・アランと結婚(※その後、2017年に離婚)。現在、一人息子の母親でもあるアマンダは、『メンタリスト』シーズン5の時には妊娠中だった。よって、ふっくらしたお腹ができるだけわからないような角度で撮影が行われていたが、なんとなく気がついていた視聴者もいるだろう。

2017年には、Hallmarkの映画『Love at the Shore(原題)』にシングルマザーのジェンナ役で主演、大人の女性の恋愛模様を演じている。

『メンタリスト』キャストたちの活躍に乞うご期待

いかがだっただろうか。それぞれ私生活も充実させつつ、映画やTVなどで活躍をしているキャストたち。何気なく映画やドラマを視聴している時に、「あ!『メンタリスト』のあの人だ!」と気がつくことがあるかもしれない。(海外ドラマNAVI)

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(2023年1月時点での情報です)

Photo:『メンタリスト』(c)Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.