『NCIS』降板のマイケル・ウェザリーが番組に対する思いを語る

2003年から続く米CBSの大ヒット犯罪捜査ドラマ『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』でアンソニー・"トニー"・ディノッゾを演じてきたマイケル・ウェザリー。先日、本国アメリカで放送終了となったシーズン13をもって降板した彼が、長年出演してきた作品への思いを明かした。米Varietyが伝えている。

 

「もし『NCIS』の熱心なファンなら、最終話を見る前に手元に必要なものをすべて入れた箱を用意して、着替えも置いておいて、そして(放送翌日の)水曜日には職場に電話した方がいいかもしれない。その日は仕事に行けなくなるかもしれないからね。インフルエンザにかかったみたいな状態になるかもしれないよ」と、冗談交じりに語り始めたマイケル。

これまで出演した13シーズン、全305話の中で最もお気に入りのエピソードを聞かれると、シーズン7第1話「砂漠の捕虜」が心に残っていると明かした。「どんなレベルにも当てはまる『NCIS』というドラマの手引きのようなエピソードだったと思うんだ。この回は、全キャラクターと番組の力を見せることができた」と理由を説明している。

10年以上を過ごした作品からは去りがたかったようで、サングラスや帽子といった思い出の品をいくつか、撮影現場から持ち帰ったという。その中には人には明かせないものあるようで、「そのうちの一つは、これからずっと持ち続けるつもりだよ。いつでも僕を笑わせてくれていた思い出の品なんだけど、誰にも迷惑をかけたくないから、それが何なのかを明かすことはできないんだ」と話した。

長年演じてきたトニーという役から離れるのは簡単なことではなかったようだが、マイケルは降板するという決断を後悔していない。「4歳と2歳半の子どもたちの、今この時しかない時間を一緒に過ごせることをとても楽しみにしているんだ。あの子たちは毎日の生活の中で驚くようなものを見つけていて、カエルとコオロギはなぜ同じような音を出すのか、なんてびっくりするような質問を僕にするんだ」と、これから家族とともに過ごす時間を楽しみにしていることを明かしている。

『NCIS』を降板したマイケルだが、同じく米CBSが手掛ける新作ドラマ『BULL/ブル 法廷を操る男/心を操る天才』に主演することが決まっている。新しい作品でどんな姿を見せてくれるのか、今後の彼にも期待したい。(海外ドラマNAVI)

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