『ARROW』スティーヴン・アメル、コルトン・ヘインズのカミングアウトを喜ぶ

DCコミックスのヒーロードラマ『ARROW/アロー』に出演していたコルトン・ヘインズが先日、同性愛者であると正式に告白したことはすでにお伝えした通り。そんな彼の決断を、同作で主役を演じるスティーヴン・アメルも喜んでいるという。米E!Onlineが報じた。

【関連記事】2015年度のエミー賞で"透けて"見えた「現在」、そして"確かな"未来への「希望」~後編~ ハリウッドに求められる"多様性"と「機会」が与えられることの重要性について

新作映画『ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>』のプロモーションに臨んだスティーヴンは、インタビューの中で、2週間前にコルトンがカミングアウトしたことに言及。「コルトンのことはとても嬉しいよ。一人のファンが、3、4ヵ月前のコミコンで、彼について言ってきたんだ。僕はコルトンに連絡を取って、"こんなことが起きて、なんて言っていいか分からないよ"と伝えた。そしたら彼は、"僕は本当に感謝しているよ。ここ数ヵ月でいくつかの決心をして、これから起こることが楽しみなんだ"って返してきたんだ。だから、今回のことは僕もすごく嬉しいんだ」と、実際にコルトンと交わした内容も明かし、正式にカミングアウトする前に同性愛者であると報じられた仲間が最終的に大きな前進を果たしたことを自分のことのように喜んだ。

コルトンは今月初め、米Entertainment Weeklyのインタビューで自身のセクシュアリティについて公言。今年1月に自身がゲイであるとSNSで大きく取り上げられた際には精神的に不安定になりリハビリ施設にも入ったそうだが、困難を乗り越えた今は、「これまでにないくらい幸せで健康だ」と語っていた。

そんなコルトンを近くで見守ってきたスティーヴン。「僕は、彼が苦しんでいるところを見てきたし、それがきっかけで『ティーン・ウルフ』と『ARROW』を去ったことも知っている。彼が今年のあるエピソードで『ARROW』に帰ってきた時は、まるで別人のようだったよ。彼との絆をより深めることができた。だから、本当に嬉しく思っているよ」と語った。さらに、「彼は戻ってくるべきで、僕らはそのために準備しているよ。コルトンは温かい心を持った良い男で、良い俳優なんだ。彼が幸せだと僕も幸せだよ」と友人の『ARROW』復帰を後押ししていることも明かしている。(海外ドラマNAVI)

Photo:
スティーヴン・アメル (C)Ima Kuroda/www.HollywoodNewsWire.net
コルトン・ヘインズ (C)Kazuki Hirata/www.HollywoodNewsWire.net