スタートレックの自主映画へのガイドラインが発表。ファンから不満噴出

スタートレック(以下、ST)の権利を所有する米CBSと米パラマウント・ピクチャーズは、自主映画『Star Trek: Axanar』を制作中の人々に対して、著作権侵害の訴訟を起こしている。そんな中、ファンが作る自主映画に対し、著作権に抵触しないためのガイドラインが公式に発表された。

大きく10項目に分けられたガイドラインは、「物語が完結する映像の尺は15分未満に収めること。あるいは、2パート構成が合計30分を超えないこと」「"STAR TREK"はメインの題名には含めず、副題として"A STAR TREK FAN PRODUCTION"を明示すること」「内容はオリジナルであること。STの複製や再創造、映像の断片使用であってはならない」「クリエイターや俳優などの参加者は、無報酬のアマチュアであること。STのシリーズや映画、DVDやライセンス商品に関与した者であってはならない」「非商用目的であること」といった旨が記されている。

しかし、上記のガイドラインは事実上、すでにネットで人気を博している自主映画の首を締める内容で、曖昧な規定も多いことから、多くのファンからブーイングの声が挙がることに。ガイドラインが掲載されたST公式サイトのコメント欄にも不評が集まっている。

すでにお伝えしたように、7月全米公開予定の最新映画『スター・トレック BEYOND』で製作総指揮者を務めるJ・J・エイブラムスは、先月末に行われたプロモーションイベントにおいて、「パラマウントの訴訟は数週間のうちに取り下げられるだろう」と話していた。しかし、その言葉に反し、訴訟はいまだに取り下げられていない。

騒動の渦中にある『~Axanar』の中心人物アレック・ピーター氏は、「スタジオの最善の努力がこのガイドラインであることには本当に落胆しています。主な自主映画の制作を止めさせて、ファンダムを抑えつけるために作られたもののように見えます」と、不満を露にしている。

人気を集めている他の自主映画も、影響を受けるのは間違いなさそうだ。今までは収益を得ない限り、ほぼ黙認されていた自主映画だが、活況を呈した時代は終わりを迎えるかもしれない。(海外ドラマNAVI)

Photo:『スター・トレック ビヨンド』
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