『ジャングル・ブック』ビル・マーレイが出演を快諾した"意外な"理由とは?

ジャングルの動物たちに育てられた人間の少年モーグリを主人公に、自然の掟とともに雄々しく生きる生き物たちの愛や憎しみ、よろこびや悲しみを謳いあげる映画『ジャングル・ブック』。主人公以外、壮大なジャングルや動物たちがすべてCGで表現された本作は、その脅威の映像美と感動的な成長ストーリーが話題となり、全世界興収10億ドル(約1000億円)に迫る大ヒットを記録中。8月11日(木・祝)の日本公開を前に、動物たちに命を吹き込んだ俳優の一人、ビル・マーレイ出演の裏に意外な理由が隠されていたことが明らかになった。

「私の映画は全てキャストから始まります」と『アイアンマン』シリーズの大ヒットメーカー、ジョン・ファブロー監督は断言する。中でも、モーグリと絆を結ぶ陽気な自由主義者、クマのバルーを演じたビルについては、「彼を獲得するのは、簡単なことではありません。自分の映画への出演をビルに承諾させるのは、ユニコーンを捕まえるのと同じくらい難しいことです」とオファー当時を振り返る。しかし、彼は"快諾"したのだ。「ビルは実はバルーが大好きだったのです。出演が決まった彼は、並外れて情熱的でした。そもそも設定基準が高いのです」と振り返る。ビルもまた、「バルー役をオファーされてノーとは言えないよ。そもそも私は原作小説の大ファンなんだ」と明かす。ファブロー監督は、「ビルはパーフェクトです。バルーに必要なチャーミングさもユーモアも全て彼は発しています。しかも一定のドライさも、反抗的な性質もありますからね」と語っている。

そんなバルーと出会い、自分が自分らしく生きることの意味や本当の居場所とは何かということを少しずつ見出していくモーグリの姿は、観る者の魂を強く揺さぶるだろう。

『ジャングル・ブック』は8月11日(木・祝)より全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ジャングル・ブック』
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