大ヒットドラマ『24 -TWENTY FOUR-』の主人公ジャック・バウアー役で知られるキーファー・サザーランドが、フォークアルバムをリリースすることは以前お伝えした通り。新たな挑戦を始めた彼が、記念すべきデビューアルバムについて米Peopleに語っている。
49歳にして今月19日(金)にデビューアルバム「Down in a Hole」をリリースしたキーファーが初めて曲を書いたのは15歳の時。「とても慕っていた兄が音楽好きでね。その影響で若い頃から音楽をやり始めたんだ。ただ兄のようになりたかっただけなんだよ。その頃はエアロスミスばかり聴いていて、カントリー音楽には馴染みがなかったんだ」と、ロックにハマったことから音楽への道を歩み始めたことを明かした。
このアルバムは元ビジネスパートナーであるジュード・コールとの共同作業で製作されたものだが、キーファーはもともと自分のアルバムを作る気はなく、別のアーティストのために書いた曲のレコーディングに同席するためにスタジオ入りしたのだという。「スタジオに入って最初の二日で2曲を収録したんだ。その時、ジュードが"僕は君の曲が本当に好きだし、これらの曲は間違いなく君のものだ。君が自分で歌うべきだよ。レコーディングすべきだ"って言ったんだ。"それは絶対にありえないよ"って笑って返した後、少し一緒に飲んでいたんだけど、次第にその考えが良いものに思えてきてね」と、信頼する相手からの助言でアルバムの制作に踏み切ったことを説明。
この春にはアルバムの発売に先駆けてライブツアーを敢行したが、ツアーの開催地にもこだわったという。「主要都市ではライブをしていないんだ。ツアーで周ったのはアラバマ州のバーミングハムやペンシルバニア州のセラーズビル、デラウェア州のウィルミントンとかで、みんながあまり行かないような、それでいて僕らのことを寛大に受け入れてくれる場所に行きたかったんだ。だからニューヨークやロサンゼルス、シカゴ、ナッシュビル、オースティンのような大都市ではやらなかった。これからもそんな場所で自分たちの道を見つけていくつもりだよ」と、キーファーは"アーティスト"としてのこだわりも口にしている。
歌手として本格始動したキーファーだが、俳優としても活動しており、主演する新ドラマ『Designated Survivor(原題)』が米ABCにて9月21日より放送スタートとなる。また、2017年2月5日から放送予定の『24』シリーズのスピンオフ『24: Legacy(原題)』では製作総指揮を務めている。(海外ドラマNAVI)
Photo:キーファー・サザーランド
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