新メリー・ポピンズのエミリー・ブラントに対し"元祖"ジュリー・アンドリュースの反応は...

ディズニー映画『メリー・ポピンズ』の続編となる『Mary Poppins Returns(原題)』で新たに主人公のメリーを演じるエミリー・ブラント(『プラダを着た悪魔』)。人気ミュージカルに主演することになった彼女が、米Entertainment Weeklyの取材で現在の心境を明かしている。

1964年に公開されたオリジナル版は、アカデミー賞で13部門にノミネートされ、メリーを演じたジュリー・アンドリュースは主演女優賞を含む5部門に輝いた。そんな名作ミュージカルの誰もが知る主人公を演じることになったエミリーは、「少し不安を感じているの。だってみんなが懐かしく思う象徴的なキャラクターなんだもの。みんなにとって、子ども時代を思い出せるとても大切なキャラクターよ」と、大きなプレッシャーを感じている様子を見せた。

そんな中、ジュリーが演じたメリーとP.L.トラヴァースが執筆した原作のメリーでは少し違いがあったと語り、「私たちはより原作に近づけようと模索しているの」と、原作のメリーを意識して役作りをしていると発言。原作のメリーとオリジナル映画のメリーの違いは、"タフさ"だそうで、「彼女(原作のメリー)は少し意地が悪いかもしれないわ」と、エミリーは笑いながら答えている。

また、今回の続編で監督を務めるロブ・マーシャルがジュリー本人と会った時のエピソードも披露。「ロブはハンプトンにいた時にジュリーに会ったそうなの。それで、彼女に"ここだけの話だが、エミリー・ブラントがメリー・ポピンズを演じるんだ"と話したみたい。そしたらジュリーは、"素晴らしいわね!"と言ってくれたらしいの。それを聞いた時、泣きたい気持ちになったわ。彼女が認めてくれるなんて嬉しいことよね」と、"先輩"からのお墨付きとなったことを嬉しそうに語った。

一部報道ではジュリーとオリジナル版でバートを演じたディック・ヴァン・ダイクの出演が噂されているが、正式な決定は出ていない。新旧メリーの共演が実現するかも気になる『Mary Poppins Returns』は、2018年のクリスマスに全米公開予定。(海外ドラマNAVI)

Photo:
エミリー・ブラント (C)Ima Kuroda/www.HollywoodNewsWire.net
ジュリー・アンドリュース (C)Kazumi Nakamoto/www.HollywoodNewsWire.net