ダイアナ・ガバルドンによるベストセラー小説が原作のファンタジー・ロマンス巨編『アウトランダー』のシーズン3から新たに登場するキャラクター、ジョン・グレイ卿の配役が決定した。米Varietyが報じている。
グレイ卿は、天真爛漫でハンサムな上流階級の英国人。しかしながら、スキャンダルのためにスコットランドの刑務所所長を辞めてしまうというキャラクターで、原作シリーズでは重要な役どころとして知られている。演じるのは、オーストラリア出身の若手俳優デヴィッド・ベリー。若い頃には歌やバイオリンをやっていたという経歴を持ち、ケイト・ブランシェットやメル・ギブソンを輩出したオーストラリア国立演劇学院の出身。2013年からは第二次大戦下を舞台にした同国のTVドラマ『A Place to Call Home(原題)』でレギュラーを務めている。
本作では、8篇ある原作を1シーズンに1篇ずつ取り上げており、シーズン3では「時の彼方の再会(原題:Voyager)」、シーズン4では「妖精の丘にふたたび(原題:Drums of Autumn)」がベースとなる。ロナルド・D・ムーア(『バトルスター・ギャラクティカ』)がショーランナー&製作総指揮を務め、主演のカトリーナ・バルフ(クレア役)とサム・ヒューアン(ジェイミー役)も引き続き出演する。
6月にシーズン3&4への更新が発表された際、米Starzのクリス・アルブレヒトCEOは、「『アウトランダー』は今までのTVにはなかったようなシリーズです。本当にパワフルな女性の主人公の描写から、ハイランダーの生活様式を破壊するような出来事や、滅多に見られなかった正真正銘の時空を超えたラブストーリーまでを描いています。視聴者をドラマの世界に引き込むだけでなく、情熱や感嘆を引き出せる作品です」と述べていた。
『アウトランダー』シーズン3は米Starzにて2017年に放送予定。(海外ドラマNAVI)
Photo:『アウトランダー』シーズン2
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