ジョン・グリシャム原作の『レインメーカー』もTVドラマに

トム・クルーズが、ハーバード・ロースクール卒の弁護士を演じた映画『ザ・ファーム 法律事務所』の原作者ジョン・グリシャムのベストセラー小説を映画化した『レインメーカー』が米CBSにてTVシリーズ化されることが明らかになった。米Deadlineが報じている。

「原告側弁護人」を原作とする『レインメーカー』は、高給を稼ぎ美人な結婚相手を見つけることを夢見ていた若手弁護士が、その世界の現実を知り、大手保険会社との訴訟の中で真の正義について考え始めるというストーリー。TVドラマ版を手掛けるのはCBSの医療ドラマ『Code Black(原題)』のクリエイターであるマイケル・サイツマンと同シリーズの元製作総指揮ブレット・マホーニーで、原作者のグリシャムも製作総指揮として参加する。

サイツマンは長年この企画に情熱を注いでいたようで、「僕は昔からグリシャムの小説が大好きなんだ。ずっとこの作品を手掛けたいと思っていた理由の一つは、TVドラマ向きの素晴らしいキャラクターが登場すること。ロースクールを出たばかりでお金もなく、大手の弁護士事務所に属することもできずにブルーザーという悪徳弁護士に雇われ、仕事に追われる新米弁護士。そんな彼が強敵を相手にした訴訟につまずいて、自分の人生をかけて勝負に出る。僕はそんな番組を観たいと思っていたんだ」と、本作への並々ならぬ想いを明かした。また、サインツマンとタッグを組むマホーニーは、かつて弁護士をしていたという。

1997年に映画化された『レインメーカー』には、マット・デイモン(『オデッセイ』)、クレア・デインズ(『HOMELAND』)、ジョン・ヴォイト(『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』)、ダニー・デヴィート(『フィラデルフィアは今日も晴れ』)ミッキー・ローク(『レスラー』)などが出演し、フランシス・フォード・コッポラ監督(『ゴッドファーザー』)がメガホンを取っていた。(海外ドラマNAVI)

Photo:映画版で主演を務めたマット・デイモン
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