キーファー・サザーランド、『24』に続き新作政治ドラマでも現実とシンクロ?

キーファー・サザーランドがCTU(テロ対策ユニット)のエージェント、ジャック・バウアーとして国家の安全のためテロリストと戦い始めたのは2001年の秋、アメリカ同時多発テロから約2カ月後のことだった。そして今、アメリカ国内は新しい大統領の誕生に大きな不安を抱えているが、キーファーもまた、歴史上、最も難しい困難に直面した大統領を演じているのだ。米Deadlineが伝えている。

『24-TWENRT FOUR-』の企画が進められたのは放送開始の約1年前から。当然、国家が脅かされるほどのテロが起きるとは誰も知るはずがなかった。しかし、いざ放送がスタートしたときのアメリカは史上最悪のテロ事件で大きく揺らぎ、世界中にも衝撃が走っていた。その後、『24』は日本でも海外ドラマブームの火付け役となるなど、世界中で大ヒット。エミー賞も獲得し、8シーズン続いた。そして、2014年のリミテッドシリーズ『24 TWENTY FOUR リブ・アナザー・デイ』を経て、2017年から再び新シリーズ『24:Legacy(原題)』が始まるなど、今でも根強い人気を誇っている。

そんな人気作を牽引したキーファーは、現在放送中の『Designated Survivor(原題)』で、大統領を含め、自分よりランクが上の"大統領継承権"を持つ閣僚たちが爆弾襲撃事件で殺害されてしまったことで、予期せず大統領に就任せざるを得なくなるという閣僚のトム・カークマンを演じている。米ABCがこのドラマの製作を決めたのは2015年12月のこと。政治・軍事経験のないドナルド・トランプ氏が、かつてはファーストレディーだったヒラリー・クリントン氏を打ち負かし、大統領に選出されるとは誰も考えていなかったはず。

ただの偶然ではあるが、キーファーの主演作はアメリカで起こる社会的問題をリアルタイムに反映し、彼は国を守るために奮闘しているのだ。また、『24』のショーランナー、ハワード・ゴードンが手掛ける米Showtimeの『HOMELAND』も、シーズン6で大統領選挙を取り上げているほか、前シーズンではヨーロッパで起こるテロについて描いている。

『Designated Survivor』は、米ABCにて毎週水曜日に放送中。(海外ドラマNAVI)

Photo:キーファー・サザーランド
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