『マッシュ』のマルケイ神父ことウィリアム・クリストファーが死去

2016年は多くのスターがこの世を去った年だったが、大晦日というタイミングで往年の人気俳優もその一人となっていたことが分かった。米Varietyなど複数のメディアが報じている。

12月31日に亡くなったのは、米CBSで1972年から1983年にかけて放送された戦争コメディドラマ『マッシュ』のジョン・マルケイ神父役で知られるウィリアム・クリストファー。12月31日、カリフォルニア州パサデナにある自宅で息を引き取ったという。一部の報道によれば死因は肺がんとのこと。84歳だった。

彼が演じた神父は、ドラマの元となった1970年の映画『M★A★S★H』ではルネ・オーベルジョノワが演じた役で、同シリーズではメインキャラクターとして200話以上にわたって登場していた。視聴者数1億人以上とTVドラマの最終話として史上最多の数字を記録した同シリーズ終了後、ウィリアムはその続編『After MASH(原題)』にも引き続き同役で出演。ほかには『ジェシカおばさんの事件簿』『あなたにムチュー』『新スーパーマン』といった人気ドラマに参加していた。

彼の死を受けて、元共演者のアラン・アルダ(ホークアイ・ピアス役)は「『マッシュ』のみんな、ビル(ウィリアム)のことが恋しいよ。あの力強さと気品、そして温かいユーモアは演技じゃなかった。ビルがもともと持っていたものだったんだ」とメッセージを寄せている。

持ち前の魅力で共演者やファンを魅了したウィリアムの冥福を心より祈りたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:ウィリアム・クリストファー
(C)Everett Collection/amanaimages